【ホンダ CB750F】伝統的な味わいの中に今日への変化を覗かせるFC

掲載日:2018年11月29日 試乗インプレ・レビュー    

取材協力/タジマエンジニアリング
試乗ライダー・文/和歌山利宏 写真/徳永 茂 記事提供/ロードライダー編集部

CB750F詳細写真

ホンダ CB750Fの試乗インプレッション

この車両のオーナーがタジマエンジニアリングにフルレストアを依頼したこのFCは、外装をFB用に換装しブレーキホースを変更した以外、カスタムパーツは装着しない、ほぼフルノーマルで再生。ハーネスは新品、ビス、カバー類なども必要に応じ再生/再めっき/研磨仕上げ。車両以外でかかった費用は約150万円。

ホンダ CB750Fの試乗インプレッション

ジュラルミン鍛造セパレートのハンドルや左右フォークをつなぐエアパイプ等、コクピット部もすべてSTD。計器類やビスなど目に入る部分も新品にされる。

ホンダ CB750Fの試乗インプレッション

フォークはFC-STDのφ39mm/オフセット45mmでアンチノーズダイブ機構TRAC付き。Fブレーキは片押し2Pでこのホースのみステンレスメッシュ化される。ステップもSTDで再生されている

ホンダ CB750Fの試乗インプレッション

ホイールは前後18インチ(2.50-18/3.00-18)の純正コムスター(アルミリム+鋼板スポーク)でタイヤも純正サイズ(メトリック換算で100/90-18・130/80-18)のバイアス、ここではブリヂストンBT-45Vに。

ホンダ CB750Fの試乗インプレッション
ホンダ CB750Fの試乗インプレッション
ホンダ CB750Fの試乗インプレッション

エンジンも750FCのSTDだが、クランクメタルのクリアランスを0.025mm、バルブクリアランスもマニュアル記載基準最小値の0.06mmとするなど、精度にもこだわって組む。「ノーマルだから分解、整備、組み付けともメーカー指定の基本工賃です」と村嶋メカ。なおエンジンカバーやフォークインナーチューブは研磨加工、各部ビスやマフラーはめっき加工されてSTD再生された

ホンダ CB750Fの試乗インプレッション

CB750Fは17インチコンプリート製作や各部整備も多いタジマ。今回の車両=STDでのコンプリートは同店初だが、代表・田島歳久さん、チーフメカ・村嶋俊介さんともに今も通用するものを作り、かつ新鮮な気持ちを味わった。

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