ビモータ KB998リミニ(2026)

掲載日:2025年07月23日 バイク購入ガイド        件のユーザーレビュー

文/杉山 研二

ビモータ KB998リミニ(2026)
bimota KB998 Rimini(2026)

イタリアの職人が組み上げる
スーパーバイクの公道バージョン

KB998リミニは、ビモータのフレームにカワサキの水冷4気筒エンジンを搭載したスーパースポーツモデルです。2025年のスーパーバイク世界選手権ではすでにレース車両として走っていますが、その公道バージョンが日本国内向けにも発売されることとなりました。ちなみにビモータでは、コンセプトづくりや設計から、テスト、組み上げまでを一貫してイタリアで行っていますが、その拠点となっているのは創業の地でもあるリミニです。

もとよりビモータは、車体づくりに専念するためパワーユニットは他社製のものを使っています。KB998リミニでも、エンジンはニンジャZX-10RR用を使用。これはスーパーバイク世界選手権で7度のチャンピオン獲得をしたニンジャZX-10Rの最新版となるユニットです。最高出力147.1kW(200PS)/13,600rpm、最大トルクは111Nm/11,700rpm。パワーモード選択やエレクトリッククルーズコントロールなどの機能も備えています。

車体骨格は、クロームモリブデン鋼のトレリスフレームにアルミニウム削り出しのピボットプレートを組み合わせたビモータらしい構造です。サスペンションはショーワ製の43mmBFFフロントフォークとBFRC-liteリアショックを装備。リアショック上側の取り付け部は、エキセントリックシャフトで15mmの高さ調整が可能です。また外装には、カーボンファイバー製フェアリングを採用、その表面には職人さんの手による美しい塗装が施されています。

ダウンフォースを得るために装備したフロントの可変式ウイングレットは、専用のECUがサーボモーターとケーブルを介して角度を制御します。車速160km/hまではダウンフォースを発生させ、160〜200km/hの間は水平にして抵抗を抑制。ブレーキ作動時は最大のダウンフォースを提供します。なお、車両重量は207kg、シート高は830mm、燃料タンク容量は17L。車両価格は消費税10%込みで693万円、発売は2025年9月1日の予定です。

ビモータ KB998リミニ のここがポイント!
  • ●クロモリとアルミビレットのビモータらしいフレーム
  • ● 最高出力147.1kWのカワサキ製水冷4気筒エンジン
  • ●可変ウイングレット付きのカーボン製フェアリング

ビモータ KB998リミニ のライバルはこれだ!

  • ホンダ
    CBR1000RR-RファイヤーブレードSP

    最高出力160kWの直列4気筒を搭載、SPはオーリンズの電子制御サスペンションを装備。車両重量201kg、消費税10%込みで284万9,000円。

  • ヤマハ
    YZF-R1M ABS

    クロスプレーン型の4気筒エンジンを搭載。R1Mはオーリンズ電子制御サスペンション採用。最高出力147 kW、車両重量203kg。消費税10%込みで328万9,000円

  • BMW
    M1000RR

    シフトカム機構付きの4気筒エンジンを搭載するスーパースポーツモデル。車両重量194kg、最高出力160kW。最高速度は314km/h。消費税10%込で430万円~。


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