掲載日:2025年03月16日 バイク購入ガイド 件のユーザーレビュー
文/杉山 研二
MT-07は、トルクフルなエンジンや扱いやすい車体、コストパフォーマンスの高さなどが特徴のロードスポーツモデルです。2025年のモデルチェンジではフレームとリアアームが新設計となったほか、フロントには倒立フォークを採用。新しい外装デザインはナチュラルかつシンプルな仕上がりです。タンクからシートにかけては、ニーグリップしやすい形状になり、ハンドル位置は手前下方に移動、フットポイントも下がって乗車ポジションにゆとりが生まれました。
2025年型のもうひとつのトピックは、オートマチックトランスミッションの「Y-AMT」を装備したバリエーションがラインナップしたことです。Y-AMT装備車には従来タイプのクラッチレバーやシフトペダルがなく、各アクチュエーターによって変速が行われます。MTモードで走る場合は左手スイッチのシーソーレバーを指で操作してギヤポジションを変更、ATモードであればギヤのアップダウンは自動で行われます。
パワーユニットは排気量688ccの直列2気筒エンジンです。電子制御スロットルの採用などで滑らかなトルク特性を実現。最高出力は54kW(73PS)/8,750rpm、最大トルクは68Nm/6,500rpmを発生。エンジンの出力特性や各種電子デバイスの介入度を選択できるYRC(ヤマハ・ライド・コントロール)モードも採用。車両重量183kg(Y-AMT装備モデルは187kg)、シート高は805mm。フロントブレーキにはラジアルマウント式のキャリパーも新たに導入しています。
メーターには5インチTFTディスプレイを採用。スマートフォンを接続すれば、YRCのセッティングを手元で行えるほか、着信通知やナビゲーション機能をメーターに表示することも可能です。車体色は「ブルー」「マットライトグレー」「マットダークグレー」の3種類。車両価格は標準モデルのMT-07 ABSが96万8,000円。オートマチックのMT-07 Y-AMT ABSは105万6,000円(いずれも消費税10%込み)。発売は2月26日です。
70kWの水冷直列4気筒エンジンを搭載。標準モデルは103万4,000円、E-Clutch装備モデルは108万9,000円(いずれも消費税10%込み)。
V型2気筒エンジンを搭載するスリムで軽量なロードスポーツバイク。最高出力53kW、車両重量199kg。消費税10%込みで83万6,000円。
最高出力50kWの並列2気筒エンジンを搭載するスーパーネイキッド。車両重量189kg、シート高790mm。消費税10%込みで103万4,000円。
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