掲載日:2017年02月28日 バイク購入ガイド 件のユーザーレビュー
文/杉山 研二
マイナーチェンジを受け新型となったMT-09ABSが、2月15日より発売となります。主な変更点は、LED4灯のヘッドライト採用で小顔になったフロント周りと、同じく新デザインとなったテール周り、片持ちタイプとなったリアフェンダー兼ライセンスホルダー、アシスト&スリッパークラッチやクイックシフトシステムを採用した駆動系など。フロントの倒立フォークには圧側減衰力の調整機能も設けています。また、ラジエターにはサイドフィンを採用、エンジン出力は85kW(116ps)に向上しました。車体カラーはグレー、ブルー、マットグレーの3タイプを用意、価格は税8%込みで100万4400円です。
水冷並列3気筒675ccエンジンを搭載するスポーツネイキッド。質量を集中化した車体レイアウトなど、扱いやすく仕上げられる。車両価格92万8800円(消費税8%込み)。
アグレッシブなストリートファイタースタイルのネイキッド。排気量806cc並列4気筒で、低中回転域からトルクがあり扱いやすい。参考価格90万7200円(消費税8%込み)。
斬新なスタイリングのロードスポーツモデル。エンジンはGSX-R750をベースに低速域の燃焼効率を向上した水冷並列4気筒。車両価格96万9840円(消費税8%込み)から。
「意のままに操れる悦び」を提唱するスポーツバイクです。市街地走行での楽しさを求める大型二輪市場のトレンドを受け、日常の速度域で乗り手の意思とシンクロするマシンを目指して開発されました。外観デザインはネイキッドとスーパーモタードの異種交配造形、エンジンはリニアな特性の3気筒、さらに、徹底した軽量化設計もMT-09の特徴です。
エンジンはクロスプレーンコンセプトに基づいて開発された、排気量846ccの直列3気筒です。クロスプレーンコンセプトとは、慣性トルクの変動を抑え、燃焼トルクだけを効率良く引き出そうというヤマハの設計思想です。3気筒はその考えを具現化し、スロットル操作に対してリニアなトラクションフィーリングを得るのに適しています。また、等間隔爆発なので滑らかなトルク特性を持ち、高回転域まで伸びるように吹け上がるエンジンになっています。
そのコンパクトなエンジンを鷲掴みにするようなダイヤモンドフレームは、アルミのダイキャスト製です。後端ピボット部はリアスイングアームの内側に入り込むスリムな形状で、これが足着き性の良さにもつながっています。フロントサスペンションはインナーチューブ41mm径の倒立フォークで、137mmのストロークがさまざまな路面でのショック吸収し、快適な乗り心地を提供。また前後サスペンションともに、イニシャルと伸び減衰の調整機構を装備しています。
ハンドルバーは軽量で強度バランスに優れた、テーパー形状のアルミ製です。高めの位置に装着することでアップライトな乗車姿勢を可能としています。一方のシートも、タンデム側との段差を少なくし、ライディングポジションの自由度をより広げています。車両のメーカー希望小売価格は、標準モデルで84万9960円、ABS装着車は89万9640円(いずれも消費税8%込み)です。
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