夏のバイクツーリングにも最適な軽くて涼しいフルフェイスヘルメット「OWL KEIRYO」
取材協力/株式会社 東単  文/佐賀山 敏行 写真/堤 晋一  構成/バイクブロス・マガジンズ編集部
掲載日/2017年4月12日

国内最大規模のオートバイ用品・部品の卸問屋である株式会社 東単。数多くの商品を取り扱う同社が、そのなかでも力を入れているのが、取引各社とのコラボアイテムや東単の独自ブランドで、特に注目を集めているのがオリジナルヘルメット「OWL KEIRYO」だ。フルフェイスヘルメットに抱くイメージを覆し、安全で快適にこだわったという「KEIRYO」の実力に迫ってみたい。

ライダーの快適性を追求した「KEIRYO」

軽さと涼しさが
ライダーの安全に繋がる

創業60年を超える株式会社 東単は、これまで一貫して「ライダーの安全」にこだわり続けてきた。それはオリジナルヘルメットにも言えることで、「KEIRYO」はフルフェイスタイプとすることで、ライダーに安全を届けようというもの。しかし、これからの季節はフルフェイスを被らないというライダーも多いのが実情だ。そう、フルフェイスの一般的なイメージは「重く、暑い」というもの。そこで「KEIRYO」では、徹底した軽量化とベンチレーションの効率化が図られており、そうしたイメージを払拭しているのだ。

重量はスタンダードモデルでも1.5kg未満、カーボンモデルならさらに軽い。形状や重量バランスも考慮し、被った時に軽く感じられるように開発されているのも大きな特徴だ。また、大きなダクトが帽体に数多く取り付けられているのは、涼しさを追求した結果。いかに風を取り入れて、効率良く抜くかが考慮されている。さらに内装の肌触りにもこだわり、べたつく夏でも快適に被れる素材が選ばれている。あえて冷感素材は使わず、冬は寒すぎることがないように配慮されている点も見逃せない。

こうして「KEIRYO」は、多くのライダーがフルフェイスに抱く"ネガ"を見事に解消。圧倒的な軽さと涼しさを実現することで、夏でも気軽に被れるフルフェイスとなっている。ただ安全性を強調するのではなく、ライダーが使いたくなる特徴を与える......これこそが60年以上もの間「ライダーの安全」を考え続けてきた東単の、ひとつの答えなのだ。

夏のバイクツーリングにも最適な軽くて涼しいフルフェイスヘルメット「OWL KEIRYO」

「KEIRYO」インプレッション

想像以上に軽くて
快適だった初フルフェイス!

バイクブロスのウェブマガジンや雑誌でおなじみの美環ちゃんに、実際に「KEIRYO」を被ってもらった。ちなみに美環ちゃんは普段はジェットヘルメットを使用していて、フルフェイスははじめてとのこと。まずは手に取ってもらっての感想を伺った。

「軽いですね! 普段使っているジェットヘルメットとほとんど変わらない。デザインもカッコよくて、カーボン柄がさらにいい。私のCBR250Rに似合いそう!」

愛車・ホンダCBR250Rに似合いそうなデザインと軽さが気に入った様子で、笑顔でその印象を語ってくれた。続いて、実際に被ってCBR250Rに乗ってもらった。

夏のバイクツーリングにも最適な軽くて涼しいフルフェイスヘルメット「OWL KEIRYO」

ベンチレーションをすべて開放して走ってもらったのだが、開口一番「風がピューっと入ってきて、涼しかったですよ! これなら夏でも快適そう」とのこと。さらに感想を聞いてみた。

「ジェットヘルメットと比べて顔にしっかりとフィットするので、後方確認のときなど、頭を動かしやすかった。重くないのも、動かしやすい理由ですね。インナーバイザーの操作もしやすくて、何度も動かしてみましたが、手間取ることなく出し入れできました!」

夏のバイクツーリングにも最適な軽くて涼しいフルフェイスヘルメット「OWL KEIRYO」

今回、フルフェイスをはじめて被った美環ちゃんの評価は「想像していたような重さがなくて、安心感が大きくアップしました。これなら、いつでも被りたくなりますね!」。これまでジェットヘルメット一辺倒だったヘルメットに対する印象が、「KEIRYO」によって大きく変わったようだ。

01頬をしっかりとホールドするおかげで、後方確認などで頭を動かしやすかったそう。試着したのはカーボンタイプで、スタンダードよりさらに軽かったこともあり、「重さはまったく感じなかった!」とのこと。

02シールド開閉のしやすさも高評価。「シールドの取っ手が大きくて持ちやすく、グローブをしたままでも簡単に開けることができました」。シールドがスムーズに動いたことも良かったとのこと。

03走行風が効率的に入り、美環ちゃんも「涼しかった!」と高ポイント。ちなみにエアの取込み口は前頭部のほか、口元にあり、エアの排出口は後頭部と側頭部に設置。大きさや数にこだわって作られているのだ。

04側道部の巨大おにぎり型ベンチレーションはデザインのアクセントにもなっていて、愛車・CBR250Rにピッタリな流線型フォルムとカーボン柄同様、美環ちゃんお気に入りのポイントとなっている。

05インナーバイザーは「出し入れしやすく、視界全部を覆ってくれる」と美環ちゃん。急な逆光やトンネルに対応しなければならないインナーバイザーは、快適性や安全性に直結するだけに、東単がとくに注力したディテールだ。

06シールドは密閉性に優れ、「風切音がほとんどなかったけれど、信号待ちでの(カメラマンとの)会話など、必要な音は聞き取りやすい」。ノーズガードと効率の良いエアの取り込みのため、シールドが雲らなかったことも高評価。

BRAND INFORMATION

住所/東京都港区芝浦4-16-13
電話/03-5427-3114
(商品お問い合わせ窓口)
ファックス/03-5427-3102

2014年で創業60年目を迎えた国内最大規模のオートバイ用品・部品の老舗卸問屋。アライヘルメットを筆頭に、その取り扱いブランドは多岐に渡っている。オリジナル商品も数多く手掛けており、多くのユーザーから支持を得ている。