
国内最大規模のオートバイ用品・部品の卸問屋である株式会社 東単。数多くの商品を取り扱う同社が、そのなかでも力を入れているのが、取引各社とのコラボアイテムや東単の独自ブランドで、特に注目を集めているのがオリジナルヘルメット「OWL KEIRYO」だ。フルフェイスヘルメットに抱くイメージを覆し、安全で快適にこだわったという「KEIRYO」の実力に迫ってみたい。
創業60年を超える株式会社 東単は、これまで一貫して「ライダーの安全」にこだわり続けてきた。それはオリジナルヘルメットにも言えることで、「KEIRYO」はフルフェイスタイプとすることで、ライダーに安全を届けようというもの。しかし、これからの季節はフルフェイスを被らないというライダーも多いのが実情だ。そう、フルフェイスの一般的なイメージは「重く、暑い」というもの。そこで「KEIRYO」では、徹底した軽量化とベンチレーションの効率化が図られており、そうしたイメージを払拭しているのだ。
重量はスタンダードモデルでも1.5kg未満、カーボンモデルならさらに軽い。形状や重量バランスも考慮し、被った時に軽く感じられるように開発されているのも大きな特徴だ。また、大きなダクトが帽体に数多く取り付けられているのは、涼しさを追求した結果。いかに風を取り入れて、効率良く抜くかが考慮されている。さらに内装の肌触りにもこだわり、べたつく夏でも快適に被れる素材が選ばれている。あえて冷感素材は使わず、冬は寒すぎることがないように配慮されている点も見逃せない。
こうして「KEIRYO」は、多くのライダーがフルフェイスに抱く"ネガ"を見事に解消。圧倒的な軽さと涼しさを実現することで、夏でも気軽に被れるフルフェイスとなっている。ただ安全性を強調するのではなく、ライダーが使いたくなる特徴を与える......これこそが60年以上もの間「ライダーの安全」を考え続けてきた東単の、ひとつの答えなのだ。
バイクブロスのウェブマガジンや雑誌でおなじみの美環ちゃんに、実際に「KEIRYO」を被ってもらった。ちなみに美環ちゃんは普段はジェットヘルメットを使用していて、フルフェイスははじめてとのこと。まずは手に取ってもらっての感想を伺った。
「軽いですね! 普段使っているジェットヘルメットとほとんど変わらない。デザインもカッコよくて、カーボン柄がさらにいい。私のCBR250Rに似合いそう!」
愛車・ホンダCBR250Rに似合いそうなデザインと軽さが気に入った様子で、笑顔でその印象を語ってくれた。続いて、実際に被ってCBR250Rに乗ってもらった。
ベンチレーションをすべて開放して走ってもらったのだが、開口一番「風がピューっと入ってきて、涼しかったですよ! これなら夏でも快適そう」とのこと。さらに感想を聞いてみた。
「ジェットヘルメットと比べて顔にしっかりとフィットするので、後方確認のときなど、頭を動かしやすかった。重くないのも、動かしやすい理由ですね。インナーバイザーの操作もしやすくて、何度も動かしてみましたが、手間取ることなく出し入れできました!」
今回、フルフェイスをはじめて被った美環ちゃんの評価は「想像していたような重さがなくて、安心感が大きくアップしました。これなら、いつでも被りたくなりますね!」。これまでジェットヘルメット一辺倒だったヘルメットに対する印象が、「KEIRYO」によって大きく変わったようだ。