掲載日/2016年5月12日
「軽量・スリム・コンパクト」というバイクの原点を追求し続けるSR。日本ではなぜか「トコトコ走る」という印象が強いがカスタムの仕上げ次第で十分速いし、峠道ではマルチを追い回すほど。そのカスタムの方向性が幅広いのもSRの魅力だ。
※紹介のパーツ群は適応車種・年式により装着できないこともあります。各パーツの購入に当たっては、各メーカーのHPで確認するか、直接お問い合わせください。
STDと同じ素材を使い、表面にニッケルクロームめっきを施した。チャンバーを設けることで全域でパワーアップ効果が見込めるマフラー。アイドリング時から走行まで、歯切れの良い上質なサウンドを響かせる。メガホンは近接90/加速79dB、ショートタイプは近接92/加速80dB(ともにFI車用)だ
楽器などで多用されるサンバースト(グラデーション)塗装を施した外装セット。高度な塗装技術が必要だが、その効果は抜群。車両の雰囲気が一変する。テールカバー用YAMAHAエンブレムも付く。FI車専用
四輪車用で定評あるヤマハ製「パフォーマンスダンパー」のバイク版。車体の変形や振動を効果的に吸収し、ハンドリングや乗り心地を向上。その効果はハッキリ体感できるものだ。キャブ車は装着不可
ローダウンシートはウレタンの形状を変え、STD比で約40mmダウン(座面ベース)させる。シートベースにはSTDを使用し、防水性もSTDと同等だ。メッシュカバーは8mm厚の立体調網目の採用で、抜群の通気性を誇るアイテム。専用サイズで着脱も簡単だ
街中やショートツーリングに向く、コンパクトなスクリーン。ステーにはめっきの金属チューブを使い、メーターまわりをお洒落に演出できる。2003年型以降のイモビ標準装着車に適合する
JRM-11型(日本無線製)車載器を、車体の左サイドに固定できる。収納スペースがないSRのための専用設計品だ。カバーは簡易ロック付き。アンテナはミラー取付部を使用してスマートに固定できる。ショートパーツも同梱
グラブバーを外さないままで装着可能なキャリア。前幅235mm×後幅185mm×前後長220mm。最大積載量は3kgだ。バフ研磨のうえ、クロームメッキで仕上げて、SRに相応しい質感を持たせている
ナンバーの取り付けボルトと交換し、ゴムロープやネット用のフックとして使えるアイテムだ。リヤビューのイメージを壊さないように、シンプルなデザインが施される。左右2本セットだ
SRのタンク形状に合わせて、カバン職人が製作したこだわりの逸品だ。1993年式以降のノーマルタンクに取り付けできる。車両から外した際には、ショルダーバッグとしても使える。PVC製
ナイトロンはイギリス生まれ、日本育ちのショックアブソーバーだ。ステルスシリーズは、アルミ製ボディをあえてフルブラック仕様とすることで派手さを避け、車体に溶け込むようにデザインされた。リザーバーを本体に内蔵したR1と、別体式タンクを持つR3がある。プリロードやリバウンド。ハイト(車高)など調整機構も豊富で、SRの軽快な走りを一段と引き立たせる
エキパイから後方だけを交換するスリップオンタイプのマフラー。厳選素材を高品質クロームめっきで仕上げた。JMCA認定品で車検もクリア。装着ステー、ガスケットも付属する
排気側ロッカーアームシャフトへ接続されるSTDのオイルラインを、吸気側ロッカーアームにも振り分けて、潤滑性や冷却性を向上させるためのキット。振動対策も万全。ホースはメッシュ/ブラックから選べる
同社製ハンドルストッパー使用時でもハンドルロックができるよう、キーシリンダーをオフセットしたデザイン。2003~2015モデルはSTDメーターとの同時装着ができないので注意を
インナーローターにはAL5054アルミ合金、アウターにハイカーボンステンレスを使った、ウェーブタイプ(波形)ローター。フローティングピンを工夫し、制動時の強力なバックトルクを受け止める
独・KEDO社は、XT500とSR500の熱狂的なマニアふたりが創業し、今や4ストシングルやツインのパーツで世界的に有名になった。ジェネレーター、タペット、オイルフィルターの各カバーはアルミダイキャスト製で、クラシカルな空冷フィンがデザインポイントとなっている。バフ仕上げとブラックがある
ノートン・マンクスのそれを模したアルミ製ロングタンク。バフ仕上げで、タンク容量は約18Lと大容量化できる。キャップはエノット風のキー付き。STDシートでの装着は不可。適合年式にも注意が要る
振動対策としてメーター内にミネラルオイルが封入されている。オイルレベルゲージとしても機能するものだ。メーターパネルはホワイト/ブラック/レッド/イエローの4色がある
フィード側のポンプを50%強化して、シリンダーヘッドやクランクシャフトへのオイル供給量を増やす。エンジンに手を入れた車両には必須アイテム。オイルシールは組み込み済み
SRカスタムの老舗でもあるOVERは、伝統のマフラーをFIモデル用にアップデート。サイレンサーはカーボン製。EXパイプ部は焼き色が美しいチタンか、コスパに優れた高耐久ステンから選択可能だ
φ45mmのチタンパイプを使ったFIモデル専用設計品。近接92dB/加速76dBの排気音で、アイドリング時は控えめながら、走行時には歯切れの良いサウンドを奏でる。重量も僅か2.55kgだ
φ45mmステンレスエキパイを使用、FIモデル用に専用設計したマフラー。近接92dB/加速78dB。重量は3.5kg。オイル交換、センタースタンド使用可
140/65、135/75、145/75、150/65(BACK/UP、mm)の4ポジションのステップ。ペダル類はレバー比のほかブレーキストローク、ウェイトバランスなども調整可。様々なライディングスタイルに対応
車体が軽いSRと言えども、転倒時のダメージは無視できない。摩擦係数の低いジュラコンを使ったスライダーで万が一の時のダメージを軽くしよう。SR専用設計品で、エンジン用はダイヤモンドフレームのダウンチューブエンドに装着する。フロント用もある
他車種用も数多くラインナップする同社スイングアーム。タイプ1はアルミ楕円パイプを使うもので、SRオリジナルとの親和性も高い。STDホイールやマフラーステーにも対応する
A2017Sアルミ材を採用。開け閉めしやすいデザインとしたほか、レベルゲージ機能も付属する。ワイヤーロックホールも2カ所設けられて、サーキット走行のワイヤロックも簡単だ
ブレンボ製鋳造4Pキャリパー、専用設計の高剛性サポート、そしてブレーキローターをセットにした。リニアな制動フィーリングと絶大なストッピングパワーを両立させるキットだ
カスタムしたエンジンとのマッチングを念頭に開発されたチタン製フルエキゾースト。適度な背圧に加え、サイレンサーには十分な消音効果を持たせ、カスタムシングルにありがちな耳障りな音を消している。軽量化効果も大きい
シンプル&スリムが身上のトラッカースタイルに合う、メガホンマフラー。クロームめっきの美しさを活かしたショートタイプで、歯切れの良いシングルサウンドを奏でる。イメージよりも音量は控えめだ
名前の通り、ヤマハの市販レーサーTZのイメージを忠実再現した、FRP製フロントフェンダー。SRのイメージを刷新し、カフェレーサーに仕立てるのに向く。黒ゲルコート仕上げ。成型精度も高い
SRなど、単気筒系のカスタムで知られる老舗・スラクストンが、豊富なノウハウを注いで構築した、近未来コンセプトのオリジナル製品群がX-SRシリーズだ。愛車に纏わせれば、クラシカルでいてどこか新しさを感じさせるマシンに仕上がる。フロントカウルに装着できるライト径はφ175mm
高い成形精度を持つFRP製のタンクと、スポーティなシングルシートの組み合わせ。シッティングポジションが変わり、コーナリング中のホールド感も増す。ブラックのゲルコート仕上げだが、カスタムペイントを施すことで、愛車の個性をさらに引き立てられる
英国・バーミンガムにあった名門バイクメーカー、「ヴェロセット」製品をイメージさせるタンクカバーとシートだ。FRP製カバーはSTDタンクにかぶせるだけでイメージを刷新できる。この2アイテムを使って、本場のカフェレーサー風を気取るのも面白いだろう
軽くて強いカーボンを駆使した外装パーツ群。いずれもSR専用設計品で、フィッティングも完璧だ。ワンポイントのドレスアップはもちろん、オリジナルのカフェレーサーを製作するにも活躍しそう。同店のカーボンパーツはほかに、アンダーカードやマッドガード、ライセンスプレートベース等がある
SRの雰囲気にマッチするようビンテージ風に仕上げた一品。自由長は325mm、ストローク68mm。伸び側の減衰力は4段階、プリロードは無段階(ナット式)で調整可能。SRの豊かなトルクを受け止め、走りを変える
オランダ・HYPERPRO社のショックをアクティブが国内仕向け用として、車種別に細かくセッティングして仕上げた。初期は柔らかく、奥で踏ん張るコンスタントライジングレートスプリングを採用。リザーバー内蔵タイプと別体式がある
独自の「コンスタントライジングレート」を持つリヤスプリング。性能劣化に直結する微細な傷をショット処理で取り除き、1本ずつ性能検査を実施した上で出荷される。ノーマル然とした外見にこだわるライダーに
コンスタントライジングレートはサスペンションの動きに追従し、バネレートが常に変化する独自のスプリング特性を持つ。リアショックと組み合わせれば一層、パフォーマンスUP。専用フォークオイルを同梱
フロントスプリングと専用フォークオイル、リアショック、セッティングデータ付き説明書やDVDをセットにした車種専用キット。リアショックは上覧の2タイプからチョイスできる
テールパイプはSTDと同径のφ45mmステンレス製。こちらも専用設計されたクラシカルデザインのサイレンサーと組み合わせたフルEX。重量もSTDの半分以下となる、運動性向上も魅力だ。近接91~92dB/加速82dB
ST-1カムが根強いファンの要望を受け、削り出し製法により復活した。ヨシムラこだわりのエンジンフィールを味わえる。1978~2008年式に適合。一部年式でロッカーアーム交換が要る
ヨシムラとワイセコの共同開発品が新しくなった。従来品に比べ、耐久性と出力性能が向上。SRに組み込むと399cc→418ccになる。ピストンリングやガスケットも同梱されている
ヨシムラ独自のMJN(マルチジェットノズル)を組み込んだケーヒン製キャブレター。燃料が気化しやすく、セッティングの許容範囲も広いのが特徴。ビッグシングルではその効果が絶大だ
アルミ削り出し品で、ポジション(BACK/UP、mm)は20/30(1985~1995)、160/70(その他の年式)。ブレーキ側はキック始動に配慮し、可倒式ステップとキックストッパーを使う。写真のリアドラム仕様のほかディスク用も
オリジナルのメガホンマフラーにスーパートラップディスクを組み合わせ、デザインと幅広いセッティング領域を両立した。ステンレス(SUS304)のポリッシュ仕上げ。センタースタンド装着不可
パーツの個性を重視するクラフトマン製。バンク角を確保するため、あえてエンジンの真下をエキパイが通るようにレイアウトしている。ステンレス製でポリッシュ仕上げ。こちらもセンタースタンド不可
アルミ削り出しの「S形アーム」を採用することで、STDのドラムブレーキロッドや社外マフラーにも対応する。ロング仕様(プラス30mm)もある。ポリッシュ/ブラックアルマイト
ビッグシングル特有の強大なバックトルクを効率よく逃がすアイテム。峠道やサーキットなどを走る時に特に威力を発揮し、驚くほどスムーズに走れるようになる。受注に応じた限定生産品
ブリーザー取り出し口を増やすことでポンピングロスを大幅に減らし、スロットルレスポンスを向上できる。レース参加にも必需品だ。サイドカバー、ドライブスプロケカバー装着は不可となる
スプロケットを替えたり、リヤの車高を上げた際にドライブチェーンがバタつくのを防止する。トラクションが変化したり、フレームを削るなどのトラブルを防げるのだ。装着はボルトオン
のぞき窓を組み込んだアルミ削り出しのカバー類。インジケーターカバーはキックインジケーターが抜群に見やすくなり、テンショナーカバーはカムチェーンの調整時期がひと目で分かる。タペットカバーは潤滑状態を確認し、暖機の目安に
レースキャブの応答性やパワーを活かしつつ、公道使用を考慮し純正エアクリーナーボックスを使えるようにしたキット。2003~2008モデルに標準のTPSにも対応している。セッティングパーツも豊富だ
2002モデルまでのSRに、上記CRキャブとSTDエアクリーナーボックスを同時装着するためのキット。繊細なレーシングキャブを安心して公道で使うことができる。キャブレターは別売だ
往年のXT500用のそれをイメージした。アルミ砂型鋳造品をバフで丁寧に磨いて仕上げたウエリントンのオリジナル品だ。「WM」ロゴ入り。このほか、ステンレス製チェーンケースなどもラインナップされる
SRの空冷エンジンを際立たせるフィン付きのカバー群だ。オイルフィルターカバーには「WM」のロゴも入る。フィンは念入りに磨かれて、純正のそれを上回る質感を実現した。優れた冷却効果とともにドレスアップ効果も抜群だ
ジュラルミンを削り出し、バフで仕上げた。ポジションは170/40(BACK/UP、mm)。専用キックアーム付属。黒アルマイト仕様も用意する
アルミ砂型鋳造品をバフで仕上げたクォリティの高さが特徴。純正メーターにも対応する。2003モデル以降はキーボックスオフセットキット(2,041円)が別途必要となる。セパレート仕様は1995年以降に適合
クラシカルな横一文字のステーが特徴のフロントフェンダー。アルミ製でバフ仕上げが施される。このほか、ショート、ミドルショート、ステー位置を変えたタイプなど、バリエーションも豊富
アルミならではの美しい質感が特徴だが、別料金で塗装やバフ仕上げにも応じる。ウインドプロテクション効果も高い。純正ヘッドライトにも対応するが、純正ハンドル装着は不可。全年式
記事提供/雑誌『ロードライダー』
文/ロードライダー編集部
構成/バイクブロス・マガジンズ編集部
この記事は、雑誌『ロードライダー』 Vol.411 P.67~71より抜粋・再構成・転載したものです。