
バイクで走り続ける限り、どうしても避けられないのが消耗部品の発生。なかでも重要なのがタイヤだ。安い物ではないし、
どうしても失敗したくない買い物…。そんな悩みを解消してくれるショップ、それが 『SP忠男 上野タイヤセンター』 なのだ。
タイヤは単なる消耗品ではない!
バイクの世界で、ここ10年最も進化したパーツと言われるのがタイヤ。走りのキャラクターを左右してしまうパーツだけに、タイヤ選びは慎重に行いたいもの。けれど、タイヤほど選択に悩むパーツもない。見た目からでは、そのキャラクターはわからない。そんな時、頼りになるのがプロのアドバイス。『SP忠男 上野タイヤセンター』 では、取り扱う全てのタイヤを実車に装着し、スタッフが実際に試走を行う。そのタイヤがどんな特性を持つのか、どんなライダーに合ったキャラクターなのかをリサーチしているのだ。自分の走り方に合うのはどんなタイヤなのかを、的確にアドバイスしてくれる。
何しろ、SP忠男 上野タイヤセンターは、タイヤに対する考え方からして違う。多くのライダーにとってタイヤは消耗品。“擦り減ったから換える” という場合がほとんどだろう。だが、それでいいのだろうか? タイヤはバイクにとって重要なファクター。その選択次第で、走りの楽しさは大きく変わってくる。もはや、タイヤは消耗品の域を超えたパーツと言える。
SP忠男 上野タイヤセンターでは、タイヤをスペシャルパーツのひとつとして定義し、単なる消耗パーツではなく “バイクをより楽しむため” のスペシャルパーツとして、タイヤ選びを提案してくれるショップなのだ。
高性能マフラーを中心に、多くのバイク用パーツをラインナップするSP忠男。その直営店であるSP忠男 上野タイヤ
センターは、タイヤ交換をはじめチェーンやブレーキパッド、オイルなどバイクのメンテナンスに必要なパーツを各種取り揃える。価格もリーズナブルで、作業は親切丁寧。ユーザーがバイクを楽しむことを第一に考えてくれているショップだ。
■住所/東京都台東区北上野1-7-5
■電話/03-3845-2010
■営業時間/11:00~19:00
■定休日/毎週水曜日、毎月第3火曜日
メーカー・銘柄を問わないワンプライス
SP忠男 上野タイヤセンターでは、ラジアルタイヤの価格を前後セット交換工賃込みで3段階に分けて設定。これは、タイヤのメーカーやグレードを問わない共通価格。これなら価格に惑わされず、本当に自分に合ったタイヤを選ぶことができる。そして、設定されているワンプライス自体 “爆安” なのが嬉しい。しかも、交換前タイヤの溝が 1.6mm 以上残っていれば、1本あたり 1,500 円で下取りしてくれるので更におトク。
自分のバイクでタイヤを試乗できる
タイヤの特性は、自分のバイクに装着して実際に走ってみなければわからない。そこで、SP忠男 上野タイヤセンターでは、タイヤ試着サービスを実施中。基本的に、より特性が解りやすいというフロントタイヤのみの試着となるが、特に希望する場合は前後タイヤの試着も可能。試着後にそのタイヤを選んで交換を行うなら、試着についての費用は無料。試着のみでタイヤ交換を行わない場合、タイヤ交換工賃が必要になる。
タイヤが気に入らない場合、
走行後でも銘柄変更O.K.
もし、装着したタイヤが気に入らなかった時は、タイヤ交換から一週間以内、走行距離 150km 以内の場合に限り、タイヤの銘柄変更が可能。その場合でも、かかる費用は交換工賃のみで、タイヤ自体は無償だ。
丁寧極まりない作業と行き届いた心遣い
タイヤは重要な機能部品。それだけに、交換作業は信頼できるプロに任せたいもの。SP忠男 上野タイヤセンターでは、どこまでも丁寧な作業と、ユーザーサイドに立った細やかな心遣いに驚かされるばかり。
作業を担当するメカニックはこう語る「車両をお預かりした時より、絶対に良い状態にしてお返しすると決めています。タイヤを新品に変えれば走りが良くなるのは当たり前ですから、それにプラスαしてバイクが良くなるように心がけています」とのこと。タイヤ交換の真髄がここにある。
本当に自分に合ったタイヤと出会える
まずは、スタッフに自分の要望を伝えて相談。対応してくれたのは、SP忠男 上野タイヤセンター店長の小山内(おさない)さん。自らタイヤのインプレッションを行い、タイヤ交換作業もこなすプロフェッショナルだ。持ち込んだ車両は記者自前の 2001 年式カワサキ ZX-6R。スーパースポーツタイプではあるが、10 年以上前の車両。日常のアシとして使っているため、あまり減りが早いタイヤでは困る。そこそこのスポーツ性は欲しいが、マイレージも重要という欲張りなタイヤが記者の希望。面倒なオーダーに対する小山内さんのお薦めは『ミシュランのパイロットロード3』。
「耐久性の高さは抜群です。長距離を走られる方、タイヤの寿命を重視される方だと、リピーターの多いタイヤですね。接地感が強いので、乗っていて安心感が高いのが特徴です。それでいて、ハンドリングもなかなか軽快なところが良いです。ウェットグリップは最高レベルですから、雨の日も楽しいタイヤですよ」とのこと。
小山内さんのお薦めに従い、パイロットロード3のフロントタイヤを装着して試乗。なるほど、粘るような接地感があり、安心感が強いところが好感触。とても気に入ったのだが、せっかくだから他のタイヤも試してみることにした。もう少しスポーツ性が高いタイヤを希望したところ、薦められたのがダンロップのロードスポーツ。
「グリップ力はかなり高いですし、ハンドリングも軽快。ライフも、グリップレベルを考えれば良いタイヤです」と、小山内さん。
タイヤの試着は、基本的にフロントで行っているのだが、ロードスポーツはリアに装着。その理由を訊ねてみた。
「リアから旋回していく感じが面白いタイヤなんです。トラクションをかけるのが楽しいので、このタイヤはリアでの試乗をお薦めしています」
なるほど、実際にタイヤの試乗を行い、タイヤそれぞれの特徴を把握しているから出来るアドバイスなのだ。ロードスポーツを試乗してみたところ、小山内さんのコメント通りの特性。コーナリングの面白さに惚れ込み、今回はロードスポーツの装着を決めた。タイヤを変えれば、バイクの走りは大きく変わる。バイクとの相性問題も重要。自分のバイクに、購入候補のタイヤを装着して試乗できることのメリットは実に大きい。
【今回かかった費用】 | |
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タイヤ試着(フロントタイヤのみ交換工賃) | 2,100円 |
タイヤ交換(ダンロップ ロードスポーツ F:120/70-17 R:180/55-17) | 47,800円 |
合計 | 49,900円 |
全ては、乗り手が感じる”気持ちイー”のために
ワンプライスやタイヤの試着サービスといった、SP忠男 上野タイヤセンターの打ち出した前代未聞のサービスはどのようにして生まれたのか? 店長の小山内さんに、その理由を訊ねてみた。
「お客様には、本当にご自分の使い方に合ったタイヤを選んで欲しいんです。タイヤを選ぶ時は、どうしても価格が大きなファクターになってしまいます。“本当はこちらのタイヤを履いてみたいのに、値段が安い他のタイヤを選んでしまう…” そういうことをなくしたかったんです。価格が同じなら、タイヤのキャラクターだけでタイヤを選んでもらえますから。そのためにワンプライスを導入しました」
タイヤの仕入れ価格は、それぞれのメーカー、銘柄とサイズによって異なるもの。それを統一価格とし、しかも低価格で提供するためには、並々ならぬ苦労があっただろう。それを実現したのは企業努力なのだが、なぜそこまでするのだろうか?
「SP忠男のモットーは、ライダーに “気持ちイー” と感じていただくことなんです。それはマフラーだけではなく、タイヤの販売でも同じです。当店でタイヤを交換していただいたお客様には、走り出して最初の交差点を曲がる時から “気持ちイー” を感じてもらいたい。それには、本当にご自分の走り方に合ったタイヤを選んいただくことが必要です。ワンプライスもタイヤの試着サービスも、そのためのものなんです。バイクを最良の状態にして、思い切り走りを楽しんでもらいたい。ひとつ申し上げておきたいのですが、“思い切り走りを楽しむ” のは “限界走行に挑む” とは違うということです。命を削るような走り方は、私たちの考える “気持ちイー” 走りとは違います。なにより大切なのは安全、そして楽しく気持ち良く走っている方が、さらにバイクを楽しめるようにお手伝いをしたい。それが私たちSP忠男 上野タイヤセンターの望みです」
全てはユーザーの “気持ちイー” のために。それがSP忠男 上野タイヤセンターなのだ。
SP忠男
上野タイヤセンター 店長
小山内 綾さん
2008年より、SP忠男 上野タイヤセンターの店長を務める。バイク用タイヤに精通し、メカニックとしても腕を奮う。子供の頃、郵便配達の赤いカブをカッコいいと感じたのがライダーとなるきっかけ。高校時代に手に入れた初めての愛車もスーパーカブ。そして次の愛車となったのは、トライアンフの1960年代の名車『T90』だと言うから、10代の女性としたらかなりマニアック。現在の愛車はトライアンフのボンネビルT100にMZ、ニンジャ250を新旧を1台ずつ。今、欲しいのはセロー250だとか。