アルミビレットパーツは、スポーツバイクのカスタムに欠かせない。高機能で美しいことが交換を決める条件だ。実際に操作する部分でもあるレバー類はもちろんのこと、スライダーなど、もしもの際に車体を保護するパーツとしても、高い注目が集まっている。

自転車用の高機能アルミビレットパーツを製造する
『RIDEA』（リデア）のモーターサイクル用パーツ

愛車のドレスアップに、もっとも手軽で効果が高い方法は、各種ボルトオンパーツの交換である。メーカーで量産されるスポーツバイクは、言わば万人受けを前提とした最大公約数を狙ったものであり、操作系等各パーツのクオリティは、製造コストの面から見ても一般的なレベルという判断もできる。

実際、それらをベースにレーサーを製作する場合、基本的なフレームやエンジン以外の、多くのパーツが変更されることがほとんどだ。つまり、各種操作系や機能パーツは、より高級なアイテムへと変更することで、ルックスも性能も、ワンランク上げることが可能なのだ。

SSKが取り扱うリデアは、アルミの高い工作技術を持つ台湾のメーカーで、多くの自転車用部品をリリースしている。自転車のロードレーサーに求められる品質は、高い耐久性と軽量であり、これを両立するには非常に高いレベルの技術力が必要とされる。そこで開発された様々なモーターサイクル用パーツもまた、高い評価となっているのだ。

2011年に設立した SSKは、2013年からリデアの製品を取り扱い、現在日本の総輸入代理店契約を結んでいる。モーターサイクル用パーツとしての認知度はこれからというメーカーではあるが、高い品質と優れたデザイン、そしてリーズナブルな価格設定ということもあって、ユーザーからの支持はどんどん上がっているようだ。

繊細なアルミビレットパーツを製造し、仕上げはアルマイト加工を施す。カラーバリエーションも豊富で、パーツごとにカラーコーディネイトができるのも、リデアパーツの特長である。

リリースされるすべてパーツがボルトオンで装着可能

※表示価格は税込

ヤマハ・MT09用リアアクスルスライダー（1万800円）。2ピース構造で本体はアルミビレットのアルマイト仕上げ（5色から選べる）。スライダー部分はブラックのPOM樹脂（ポリオキシメチレン）。アルミ製のスタンドフック（3,564円）は取り付けボルトがM6サイズの専用品。

転倒時に車体のダメージを軽減するフレームスライダー（2万3,760円）。リデアはこのパーツにも力を入れている。MT09用は、専用の取り付けステーにスタンダードタイプを装着する。エンジン2次カバー（3万240円・左右セット）は、カーボン繊維配合のナイロン素材（PA66）で、車種ごとの専用設定パーツ。前方のクランクカバーと一体構造。

同じフレームスライダー（1万4,040円）でも、スズキ・GSX-S1000用は少し大柄な印象。アルミビレットの本体とPOM樹脂のスライダーを組み合わせる2ピース構造。エンジン2次カバー（3万240円・左右セット）も専用設計で、左右セットでも購入可能。さらにスライダーもセットにすると割引価格（3万9,960円）になるという。

BMW用のパーツもリリースされており、写真はS1000RR用エンジンプロテクター（2万520円）とフロントスプロケットカバー（1万2,960円）。繊細なデザインを施すアルミビレットパーツに、アクリルのスケルトン部分をドッキングさせるというユニークなデザインが特長。カラーは4色から選ぶことができる。

カワサキ・ニンジャ250に装着されたリアフェンダーとチェーンガード（3万2,400円）。構造的にはそれぞれが独立したパーツで、組み立てて装着するタイプだ。フェンダーはノーマルよりも長い設定。未来的なデザインで、カラー部分は5色から選ぶことが可能。アルミ製なので軽く、質感も高いパーツだ。

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