PLOTのカワサキニンジャ250専用パーツ群にノジマのチタンフルエキもラインナップ
取材協力/プロト  取材・撮影・文/木村 圭吾  構成/バイクブロス・マガジンズ編集部
掲載日/2013年11月15日

250ccクラスのオンロードスポーツが活況となる起爆剤のひとつとなった『Ninja250R』は、2013年2月にフルモデルチェンジを果たし、『Ninja250』としてクラスの覇権を狙う。スーパースポーツモデルを彷彿とさせるスタイリッシュなルックスでありながらもオールマイティさを備えており、人気モデルとなっている。
その魅力をさらに深めるさまざまなパーツが、PLOT(プロト)からラインナップされている。

FEATURE

モデルチェンジでニンジャ末弟としての存在が明確に
カスタムでより魅力ある存在に仕立てる

2008年12月に、クォーター(250)クラスのオンロードスポーツとしては久しぶりのニューモデルとして登場したのが、カワサキ『Ninja250R』だ。ロングセラーとなっていた『ZZ-R250』を始めとして、それまでの同カテゴリクラスの車種は排ガス規制をクリアすることが基本設計の古さから不可能であり、新たな機種を市場に投入することが必要だったのだ。

 

発売が開始されると、市場では好意的に受け入れられ、ヒットメーカーとなってこのクラスの活性化の発端ともなった。その要因はさまざまあるだろうが、スポーツバイクらしいフルカウルを纏ったルックスが生み出す雰囲気を、タイ生産によるロープライスで実現したことによる部分が大きいと言えるだろう。

 

そして予想よりも早く後継機が2012年8月に発表、日本国内では2013年2月1日よりリリースが開始された。それが『Ninja250』である。

 

一見すると車名変更(末尾のRも無くなっている)と外装のスキンチェンジにも思えるが、パワートレインであるエンジンは、基本構成は同じもののクランクケース及びピストンが一新され、シリンダーもアルミダイキャスト製スリーブレスメッキシリンダーを採用(カワサキ初)。高い耐久性を持たせながらも、従来モデルより600gもの軽量化を実現している。骨格となるフレームは剛性バランスの見直しがなされており、左右のメインチューブには高張力鋼を採用。ガセットも新たに追加され、縦方向の剛性が高められている。また前後のサスペンションはセッティングを変更、スプリングのレートを下げ、乗り心地の良さを高めながらも、コーナリング性能の向上も両立させているなど、見えない部分にも多岐に渡って変更が加えられている。

 

外装はヘッドライトが完全にデュアル化されており、アッパーカウルはよりシャープさを増したルックスとされている。これによってデザインがシリーズ共通となり、“末弟”としての立ち位置がより明確になったと言えるだろう(余談だが、“Ninja”は元々1984年に登場した『GPZ900R』の北米向けモデルに与えられていたペットネームであり、その後ブランド化して他機種にも採用されて発展していった)。

 

兄貴分の『Ninja1000』がスーパースポーツとツアラーの両機能を備えた存在として登場したように、Ninja250も同じようなキャラクターとなっている。排気量が少ない分、軽量な車体で取り回しも良く、日常的な利用も可能なモデルとして存在価値は大きい。タンデムシート下の小物入れは前モデルよりも拡大され、カワサキ伝統の荷掛けフックを備えられているのもポイントだろう。

 

プロトがラインナップするニンジャ250用アイテムの数々は、よりスタイリッシュに魅せる外装用ステッカーキットからはじまり、パフォーマンスやルックスの向上が果たせるマフラーまで、多数ラインナップしている。“自分仕様”のニンジャにする楽しみがあるのだ。そんなパーツやアクセサリーを紹介しよう。

プロト

住所/愛知県刈谷市井ヶ谷町桜島5
電話/0566-36-0456
営業時間/9:00-18:00(月曜?土曜)

国内最大級の2輪用パーツメーカー&ディストリビューター。世界各国からさまざまな特色あるアイテムを輸入すると共に、同社の手によって開発されたオリジナルパーツも多数展開している。

PARTS & ACCESSORIES

ツアラーとしての要素もスーパースポーツ的な部分の強調でも

手軽にイメージチェンジを図れるパーツからマフラーのようなハードパーツまで、ニンジャ250用のアイテムがバリエーションも豊富にラインアップされている。ベース車両の持つキャラクターであるツアラーとしての要素を伸ばすのであれば、シートに『ゲルザブ』を装着して快適性を向上、『MRA』のスクリーンで防風性能を高める、『BAGSTER』のサドルバッグでツーリングアイテムをスタイリッシュに収納できる。足着き性を良くしたければローダウンキットもある。

 

また、スーパースポーツとしてのキャラクターを伸ばすのであれば、セパレートハンドルやステップでスポーティなポジションに、マフラーの変更でスタイリングとパワー特性の向上が期待できる。もちろんツアラーであっても嗜好によってはライディングポジションの変更も大いにアリだし、いずれのアイテムも、ユーザーの使用目的を限定していないので、それぞれ好みのスタイルに仕立てて楽しむことができるだろう。

 

  • MRAレーシングスクリーン(クリア)
    ラウンドされた独自のデザインにより、優れた空力特性と防風性を実現させている。

  • MRAレーシングスクリーン(ブラック)
    ラウンドされた独自のデザインにより、優れた空力特性と防風性を実現させている。

  • デカールキット プロトたん
    Ninja250専用のオリジナルキャラクターのデカールキット。画像のグリーンの他にレッド、ブルーもあり

  • デカールキット モンスター
    Ninja250専用のデカールキット。画像のレッドの他にグリーン、ブルーもあり。

  • アリート パズルタンクプロテクター
    タンクの後端部分への傷付きを防止。Ninjaのロゴ入りでワンポイントにも。

  • アリート グリップ “NINJA” グリーン バーエンド穴あき
    透明度の高い素材を使用しており、内部にはカワサキのイメージカラーであるライムグリーンにNinjaのロゴが入れられている。

  • バグスター タンクカバー
    各車種専用設計とされており、フランス製でPVCとしている。タンクの傷付き防止や、ニーグリップがやりやすくなる効果も。カラーも豊富で外装に合わせてみるのも、あるいは異なった色としてアクセントを狙ってみるのもありだろう。上部には専用のタンクバッグなども用意されている。

  • エフェックス ゲルザブR ユニバーサル
    ゲルが内蔵されており、ライディング時の座圧を分散、振動を軽減するなどの機能があり、着座面の負担を少なくするバイクの“座布団”。

  • バグスター サドルバッグ スプリント(左右セット)
    車体後部、タンデムシートの両側に設置する布製のサドルバッグ。容量は21L?30Lに可変可能。

  • プロト セパレートハンドル
    ノーマルに比べて約55mmまたはスペーサーの使用で50mm位置が下がり、サーキットライディングに最適なポジションを得られる。

  • エフェックス ローダウンキット
    リアサスペンションのリンクプレートの交換でシート高が約20mm下がり、足着き性を向上させる。

  • スパイス タクティカルステップ
    ステップ位置が20mmバックし、25mmアップする。A2017ジュラルミンの削り出しで大胆な肉抜き加工を施し軽さと強度を両立。

  • NOJIMA ラジエターコアガード
    走行中の飛び石などからラジエターを保護する。中央には“Nojima”のロゴ。ドレスアップ効果も高い。

  • LSL マウンティングキット
    万が一のアクシデントの際に、車体へのダメージを最小限に抑える。
    ※写真のクラッシュパッドは別売りです。

  • アファム スプロケット
    ハードアルマイト仕様。サイズは520-44T

  • K&N オイルフィルター
    優れた濾過性能とオイル流量を増やす事で、フィルターによる圧力損失を軽減させる。

  • K&N エアクリーナー

  • スウェッジライン ブレーキホース
    ノーマルに比べ膨張が少なく、ブレーキタッチのダイレクト感が強まる。ホースはスモークとクリアの2色、バンジョー部分は7色ものカラーバリエーションを展開。ステンレスも設定(価格別)。

  • ノジマ DLCチタン フルエキゾースト
    ノジママフラーのフラッグシップで、軽量チタンサイレンサー表面には硬度の高いDLC(ダイヤモンドライクカーボン)がコーティングされ、傷に強く美しさを永く保つことができる。

  • ノジマ GTミドル サイレンサー
    エキパイ部分はノーマルを用い、サイレンサー部分のみを交換するスリップオンタイプ。サイレンサーは美しいポリッシュ仕上げのステンレス製。

  • アクラポヴィッチ スリップオン ヘキサゴナルチタン
    モトGPに参戦するレーサーなどでも装着率の高いアクラポヴィッチのスリップオンサイレンサー。異形断面となっており、画像のチタンとカーボン仕様がある。レース専用部品。

  • PZレーシング LIGHTRONIC
    シフトのタイミングフラッシュを知らせる。

  • PZレーシング GEATRONIC
    エンジン稼働中、走行中に使用しているギアの段数を数字で表示。

 

バイクブロス通販で掲載商品を探す
※価格表記はすべて税込(2013年11月現在)

MRAレーシングスクリーン(クリア)(1万4,700円)

MRAレーシングスクリーン(ブラック)(1万7,850円)

デカールキット プロトたん(2万3,100円)

デカールキット モンスター(2万3,100円)

アリート パズルタンクプロテクター(2,415円)

アリート グリップ “NINJA” グリーン バーエンド穴あき(2,625円)

バグスター タンクカバー(2万5,179円)

エフェックス ゲルザブR ユニバーサル(9,975円)

バグスター サドルバッグ スプリント(ブラック)(1万8,900円)

バグスター サドルバッグ スプリント(ブラック/レッド)(1万8,900円)

バグスター サドルバッグ スプリント(ブラック/ブルー)(1万8,900円)

プロト セパレートハンドル(2万4,150円)

エフェックス ローダウンキット(8,925円)

スパイス タクティカルステップ(3万3,600円)

NOJIMA ラジエターコアガード(13,650円)

LSL マウンティングキット(1万5,750円)

アファム スプロケット(8,295円OPEN価格)

K&N オイルフィルター(1,785円)

K&N エアクリーナー(7,350円)

スウェッジライン ブレーキホース(8,925円)

ノジマ DLCチタン フルエキゾースト(11万3,400円)

ノジマ GTミドル サイレンサー(5万400円)

アクラポヴィッチ スリップオン ヘキサゴナルチタン(6万5,100円)

PZレーシング LIGHTRONIC(7,875円)

PZレーシング GEARTRONIC(9,975円)