250ccクラスのオンロードスポーツが活況となる起爆剤のひとつとなった『Ninja250R』は、2013年2月にフルモデルチェンジを果たし、『Ninja250』としてクラスの覇権を狙う。スーパースポーツモデルを彷彿とさせるスタイリッシュなルックスでありながらもオールマイティさを備えており、人気モデルとなっている。
その魅力をさらに深めるさまざまなパーツが、PLOT(プロト)からラインナップされている。
モデルチェンジでニンジャ末弟としての存在が明確に
カスタムでより魅力ある存在に仕立てる
2008年12月に、クォーター(250)クラスのオンロードスポーツとしては久しぶりのニューモデルとして登場したのが、カワサキ『Ninja250R』だ。ロングセラーとなっていた『ZZ-R250』を始めとして、それまでの同カテゴリクラスの車種は排ガス規制をクリアすることが基本設計の古さから不可能であり、新たな機種を市場に投入することが必要だったのだ。
発売が開始されると、市場では好意的に受け入れられ、ヒットメーカーとなってこのクラスの活性化の発端ともなった。その要因はさまざまあるだろうが、スポーツバイクらしいフルカウルを纏ったルックスが生み出す雰囲気を、タイ生産によるロープライスで実現したことによる部分が大きいと言えるだろう。
そして予想よりも早く後継機が2012年8月に発表、日本国内では2013年2月1日よりリリースが開始された。それが『Ninja250』である。
一見すると車名変更(末尾のRも無くなっている)と外装のスキンチェンジにも思えるが、パワートレインであるエンジンは、基本構成は同じもののクランクケース及びピストンが一新され、シリンダーもアルミダイキャスト製スリーブレスメッキシリンダーを採用(カワサキ初)。高い耐久性を持たせながらも、従来モデルより600gもの軽量化を実現している。骨格となるフレームは剛性バランスの見直しがなされており、左右のメインチューブには高張力鋼を採用。ガセットも新たに追加され、縦方向の剛性が高められている。また前後のサスペンションはセッティングを変更、スプリングのレートを下げ、乗り心地の良さを高めながらも、コーナリング性能の向上も両立させているなど、見えない部分にも多岐に渡って変更が加えられている。
外装はヘッドライトが完全にデュアル化されており、アッパーカウルはよりシャープさを増したルックスとされている。これによってデザインがシリーズ共通となり、“末弟”としての立ち位置がより明確になったと言えるだろう(余談だが、“Ninja”は元々1984年に登場した『GPZ900R』の北米向けモデルに与えられていたペットネームであり、その後ブランド化して他機種にも採用されて発展していった)。
兄貴分の『Ninja1000』がスーパースポーツとツアラーの両機能を備えた存在として登場したように、Ninja250も同じようなキャラクターとなっている。排気量が少ない分、軽量な車体で取り回しも良く、日常的な利用も可能なモデルとして存在価値は大きい。タンデムシート下の小物入れは前モデルよりも拡大され、カワサキ伝統の荷掛けフックを備えられているのもポイントだろう。
プロトがラインナップするニンジャ250用アイテムの数々は、よりスタイリッシュに魅せる外装用ステッカーキットからはじまり、パフォーマンスやルックスの向上が果たせるマフラーまで、多数ラインナップしている。“自分仕様”のニンジャにする楽しみがあるのだ。そんなパーツやアクセサリーを紹介しよう。
住所/愛知県刈谷市井ヶ谷町桜島5
電話/0566-36-0456
営業時間/9:00-18:00(月曜?土曜)
国内最大級の2輪用パーツメーカー&ディストリビューター。世界各国からさまざまな特色あるアイテムを輸入すると共に、同社の手によって開発されたオリジナルパーツも多数展開している。
ツアラーとしての要素もスーパースポーツ的な部分の強調でも
手軽にイメージチェンジを図れるパーツからマフラーのようなハードパーツまで、ニンジャ250用のアイテムがバリエーションも豊富にラインアップされている。ベース車両の持つキャラクターであるツアラーとしての要素を伸ばすのであれば、シートに『ゲルザブ』を装着して快適性を向上、『MRA』のスクリーンで防風性能を高める、『BAGSTER』のサドルバッグでツーリングアイテムをスタイリッシュに収納できる。足着き性を良くしたければローダウンキットもある。
また、スーパースポーツとしてのキャラクターを伸ばすのであれば、セパレートハンドルやステップでスポーティなポジションに、マフラーの変更でスタイリングとパワー特性の向上が期待できる。もちろんツアラーであっても嗜好によってはライディングポジションの変更も大いにアリだし、いずれのアイテムも、ユーザーの使用目的を限定していないので、それぞれ好みのスタイルに仕立てて楽しむことができるだろう。
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