ライダーのために革ジャンを作り続けるKADOYAには、無骨でハードなイメージを持つ人も多いだろう。しかし、じつは流行を捉えたファッショナブルなアイテムも豊富に揃っている。もちろん、それらにはこれまでKADOYAが培ってきた安全性や機能性といったノウハウが惜しみなく投入されている。カジュアルなシーンでも楽しめるKADOYAの逸品を紹介しよう。
堅牢なつくりや革素材へのこだわりによってライダーの安全と機能性を追求し続けてきたKADOYAは、そのこだわりの強さゆえに、時には敷居の高さをもって見られることがある。しかし、その実相はまったくの逆。KADOYAがこだわるのは「すべてのライダーが安全に、機能性の高いジャケットで快適にバイクを楽しむこと」である。そのラインナップは決してハードなデザインの革ジャンだけではなく、カジュアルなアイテムも多いのだ。
とくに今季は、人気の高いフードモデルをレザーで作り上げたパーカージャケットを筆頭に、ファブリックウェアではピーコートを新たにラインナップ。さらにレディースアイテムも充実している。
そして注目すべきは、それらすべてがしっかりとライディングジャケットとしての機能を備えている点だ。日常的なバイクライフはもちろんのこと、そのままツーリングにだって行けてしまうのだ。お洒落に、なおかつ安全・快適に......そう思うなら、この冬はKADOYAをチョイスすべき、である。
ファッションシーンで根強い人気を誇るフードモデルをレザーで再現。もともとモチーフとなったのは50~60年代のロッカーズで、このモデルは「ROCKERS NEW AGE」をコンセプトに、さらにモダンで独創的なデザインが与えられている。
あえてシルエットはタイト過ぎず、またデザインもハードになり過ぎないようにすることで、カジュアルシーンからツーリングまでカバーする。ダブルの前合わせやアクリルボアを装着したフードなど、保温性と着心地の良さも実現している。
デザインのポイントとなるだけでなく、フードの中にまで中綿を施し、さらにフード開口部を狭くすることで高い防寒性能を発揮。機能性も十分に考慮されている。※写真はMR-LOADED(ワイン)
フードにはバタつき防止の留め具があり、ライディングに対応。肩にはアクションプリーツを採用し、動きやすさも抜かりなし。肘部はタックロールとシャーリングで安全性と機能性を確保。
「ピーコート」をKADOYAがアレンジ。定番のファッションアイテムに防風フィルムやストームガード、肩と肘、脊髄パッド装着用ポケットなど、快適かつ安全に走るための装備が与えられている。HFP(ヘッドファクトリーパターン)採用で無理なくライディングポジションが取れるのも高ポイント!
RM-MARINE COATと同じく、HFP採用で、防風フィルムや肩と肘パッド装着用ポケットなどを備えたレディースジャケット。適度にゆとりを持たせつつ、スマートなカッティングで快適なライディングはもちろんのこと、普段使いでも違和感なく着こなすことができる。
肩と肘、さらに脊椎部に別売パッドを入れるポケットを装備(メルカバンは脊椎パッド標準装備)。ポケットサイズには余裕があるので、手持ちのパッドを流用することもできる。※写真はRM-MARINE COAT
袖口・ウエスト部分にストームガードを内装。走行時にジャケットに入る冷たい風をシャットアウトしてくれる。裏地は起毛コットンになっていて、十分な保温性を確保。
柔らかくて軽いダウンジャケットの特性と、レザーならではの品質を兼ね備えた定番のファッションアイテム。高い保温性はもちろんのこと、肩と肘、脊髄にパッドを装備可能で、防寒性と安全性を両立している。
ダウンジャケットにもパッド(別売)を装備できるのはまさにKADOYAならでは! こちらもポケットサイズに余裕があり、市販の汎用パッドを入れることができる。
袖口は絞ることができるので、グローブの内側に入れて走行風を防ぐことが可能。ポケットはファスナーで閉じられる。※写真はブラック×ブラウンのコンビカラーモデル
人気モデルがパターンを刷新してリニューアル。着脱式のラクーン襟毛、軽量・高保温・防水防風性能を持つキルティング中綿「Comfor Max」を採用し防寒性と利便性をUP。ストームガードやパッド装着機能など好評のバイク用スペックはしっかり継承。
人気のミリタリーナイロンジャケットをレザーに落とし込んだ人気の逸品。薄手の牛革を使用し、さらに脱着式アクリルボアライナーを採用することで、スリーシーズン活躍する。無骨さを醸しながらも、カジュアルにも着られるのが魅力だ。
柔らかいオイルカウを使用することで、シャツ感覚で気軽に羽織ることができるオールレザーパーカー。着丈は長く、シルエットは少しタイトに設定されている。カジュアルな雰囲気ながらもHFP採用で、ライディングシーンにも馴染む。
デニムジャケットとアメリカンビンテージな雰囲気をみごとにレザーライダースとして再現。素材のディアタッチカウは堅牢な牛革を鹿革のような柔らかい質感に仕上げたもので、ライダーの体にしっとりとフィットする。