
2015年で創業60年を迎えた大阪単車用品工業株式会社。そしてハリケーンブランドとしてのスタートは1975年である。その後は数多くのハンドルバーを時代のニーズに合わせて販売。現在もハンドルバーはハリケーンの主力商品だ。素材は頑丈で耐久性の高いスチールにこだわり、それはリーズナブルな販売価格として、多くのライダーに支持され続けている。
今回紹介するのは、ホンダの新型クルーザーである『レブル250/500』用のハンドルバーと、その他のパーツ群である。使い勝手の良いクォーターモデルをベースに様々なスタイリングと仕様を検討し、発表されたパーツは、どれもアイデアに満ちたものばかりだ。
とくにセパレートタイプのハンドルバーは、クランプ部分がφ41mmで、このサイズはハーレーのビッグツイン系モデルのフロントフォークにも数多く採用されていることから、そちらへの転用も可能なサイズである。そしてハンドルバー単体で見ると、付け根部分に僅かな角度を持たされ、細かいセレーション処理により、取付け角度を様々に選ぶことができる親切設計となっている。最近のアメリカンモデルをベースとしたカフェレーサー風なスタイリングには、最高のハンドルバーと言える。
ノーマル(左写真)ではほんの少し前傾姿勢となるポジションを、ハンドルバーの交換で調整。レブル専用ハンドル(中央写真・価格5,940円・税込)と、前傾の強いスポーティーなセパレートハンドル(右写真・価格1万5,120円・税込)での違いが解るだろう。
車体全体を低くスタイリングできるセパレートハンドルは、レーシングマシンに多く採用されるスタイリングをアメリカンモデルで、という現代的なカフェレーサーをイメージ。
セパレートハンドルTYPEⅢ(価格1万5,120円・税込)は、クランプとハンドルバーの2ピース構造。取り付け角度が変更でき、垂れ角は0~18度まで調整可能。この角度でもハンドルストッパーはノーマルのままでOKだ。カラーはブラックとゴールドがある。
そのほかにも、通常のポジションをより快適なポジションへと変更するクルーザータイプのハンドルバーや、取り付け位置変更可能なキャリア、シーシーバー等のパーツも同時にリリースされている。
2Wayリアキャリア(価格1万6,200円・税込)は、タンデムシートを取り外して装着する。リアフェンダー左側のサイドモールに取り付けると、サイドキャリアとしても使える。
エンジンガード(価格2万520円・税込)はφ25.4mmのスチール製で、もちろんフレーム加工や改造なしでボルトオン装着が可能である。3点支持された頑強な構造で、車体と一体感のあるデザインも秀逸である。
メーターステー(価格6,804円・税込)は、セパレートハンドル装着時にノーマルハンドルのクランプ部分を取り外した際に必要となるメーターマウントベース。ヘッドライトはベーツタイプを専用ステーで取り付ける。
ヘッドライトkit(価格8,640~1万5,660円・税込)は全部で7種類から選択できる。すべてステーとバルブ組み込み済み。ハーネスはH4バルブ用のカプラーなので、ノーマルから簡単に変更できる。①4.5マルチスリムヘッドライトkit ②4インチ ブレットライトkit ③5.5ハイパワースリットヘッドライトkit ④5.5ベーツバイザーTYPEヘッドライトkit ⑤4.5スリットライトkit ⑥4.5マルチリフレクターヘッドライトkit クリアレンズ ⑦4.5ベーツタイプヘッドライトkit
フットペグ ローレットは、アルミ合金の削り出しビレットパーツで、ブラックアルマイト加工が施される。フロント用(価格1万152円・税込)とリア用(価格9,072円・税込)がラインナップ。シフトペグTYPEⅡ(価格3,240円・税込)はスチールからの削り出しでクロームメッキ仕上げ。
テールランプkit LEDレクタングル(価格1万1,232円・税込)は、ブラックアルマイト仕上げのアルミ製ステーと共に交換する。専用ハーネス付きで交換は簡単だ。ウインカーとリフレクターの交換が必要となる。レンズは写真のレッドのほかクリアもある。
アメリカンバイクのクルージング性能を向上させるスタイルも提案。ハンドルバーのポジションアップやシーシーバーの取り付けなど、より自由なツーリングモデルが完成する。
レブル専用ハンドル(価格5,940円・税込)は、ノーマルハンドルよりも30mm高く、50mm後方にグリップ位置を移動する。写真はノーマルのハンドルポストからドラッグポスト3インチベーシック(ブラック)に変更済の状態。幅はノーマルよりも若干狭く、ややセンターに絞り込まれた形状だ。ハンドルスイッチはそのまま使用できる。
2Wayリアキャリアは、写真のように専用ステーを用いて左側のサイドモールにも取り付けられる。キャリア本体が「くの字」構造なので、使い勝手の良いキャリアとなるのだ。
キャリアにサドルバッグを装着したイメージ。「くの字」構造がバッグを安定して装着させ、タイヤとの接触等は皆無となる。
バックレスト(価格1万7,280円・税込)はパイプ径がハンドルバーと同じ1インチサイズで低い位置にセットされる。ラウンドシーシーバー(価格8,640~1万2,744円・税込)はφ13mmのメッキタイプ。高さ違いで4種類から選べる。取り付けには専用のシーシーバープレート(価格1万4,256円・税込)が必要なほか、パットは別売りとなっている。
ラウンドシーシーバーを装着する際も、そのステー外側に2Wayキャリアをボルトオンで装着することができる。ロングツーリングには頼もしいアイテムだ。
M8アクセントフック(価格4,104円・税込)は4個セットでの販売。荷掛けフックとして便利なアイテムだ。スチール製のクロームメッキ仕上げ。ツーリングライダーには必需品だ。