ホンダ CB1100 専用パーツで自分仕様の1台を
    取材協力/プロト  文・構成/バイクブロス・マガジンズ編集部
    掲載日/2013年4月25日

シティクルーズからツーリングまで、ライダーのスキルや走行シーンを選ばず、オールラウンドなキャラクターと落ち着いたスタイリングを持つ新しいスタンダードモデルとして、ホンダCB1100は2010年の発売以来、多くのバイクユーザーに支持されてきた。そしてそのユーザーに向けて、PLOT(プロト)からさまざまなカスタムパーツがラインナップされた。

普遍的なフォルムと走りが魅力
バイクと過ごす時間をより楽しいものに

日本に合う“新世代のCB”として登場したCB1100は、水冷エンジンが主流の時代にあえて空冷直列4気筒エンジンを搭載し、フロントにシンプルな正立サスペンション、リアにはツインショック、前後とも18インチのホイールに細身のタイヤと、光が反射して美しく輝く金属製のフェンダーを装備する、極めてベーシックなネイキッドモデルだ。

 

車体は、リッタークラスでありながら750cc並みの重量とコンパクトなライディングポジションを実現し、発売当初はハンドル形状違いで2つのタイプが設定され(アップライトなTypeI/低く幅の狭いスポーティなTypeII)、日本人の体格に合わせた設計がなされている。

 

走りに関しても、高回転や高出力、鋭い旋回性能を追求せず、日常使用域での扱いやすさを重視したキャラクターとなっているため、ライダーのスキルや走行シーンを問わず、軽快なライディングを楽しむことができる。このオールマイティな使い勝手と飽きのこないデザインは、メーカーの狙い通り、日本人が長く付き合える1台として認知され、ファンも多い。

 

そんな、ホンダが「味わいのある走り」「操ることの喜び」「所有することの喜び」を高い次元で具現化した“新世代のCB”を手に入れたユーザーに向けて、PLOT(プロト)から専用パーツが多数ラインナップされた。

 

プロトがラインナップするCB1100用アイテムの数々は、シンプルにライディングの楽しさを味わえる車両の特性に合わせて、自分仕様にアップグレードしたり、オーナーの所有欲を満たしてくれるものばかりだ。そんなパーツやアクセサリーを紹介しよう。

自分仕様のカスタマイズは、なにも車体だけではない。バイクと共に過ごす時間をより楽しくするためには、身体への負担やストレスもなるべく抑えつつ、バイクとのコーディネイトも楽しみたいもの。たとえば欧州で人気のライディングウェアブランド『REV'IT!』のレザーをチョイスするのも、大いにアリだろう。

パンツ ■ MAVERICK [ マーベリック ] 4万8,300円(税込)

プロト

住所/愛知県刈谷市井ヶ谷町桜島5
電話/0566-36-0456
営業時間/9:00?18:00(月曜?土曜)

国内最大級の2輪用パーツメーカー&ディストリビューター。世界各国からさまざまな特色あるアイテムを輸入すると共に、同社の手によって開発されたオリジナルパーツも多数展開している。

用途に合わせてアイテムをチョイス 【ツーリング編】

  • ツーリングの便利アイテムとして、HEPCO&BECKER製のツアーケースがラインナップ。トップケースには『JOURNEYトップケース42』(容量42リットル)、サイドケースには『JUNIOR FLASH』(容量片側30リットル)が、それぞれキャリアとセットで販売。

  • ハードケースもいいけどテキスタイルの振り分けバッグも好み。というライダーには、BAGSTERのサドルバッグ『CRUISE』を用意。サイドジッパーで25~39リットルに容量アップが可能で防水カバーも付属する。カラーバリエーションは黒/青、黒、黒/赤の3パターン。

  • BAGSTERのサドルバッグ装着時に、タイヤとの干渉を防ぐ『PLOTサドルバッグサポート&リアウィンカー移動ステーセット』もラインナップ。素材はステンレス製で錆に強く、バフ(電解研磨)仕上げで見た目も美しい(延長ハーネス付属)。

  • ハンドル周りには『MRA』のウィンドスクリーン、『EFFEX』のバーハンドルとハンドルバーウェイトを装着。スクリーンの装着には別売りのマウントステー(5,010円)が必要。

  • ノーマルハンドル形状をベースに、グリップ位置を7mm手前、7mm上に移動する設計。絞り角はノーマルと同等なのでスタイリングを損なうこともない。ケーブル交換も不要。メッキ仕上げのスチール製と、アルミ製各色(ブルー、ゴールド、ブラック、ガンメタ、シルバー)が揃う。

  • 「別に気にならない」というライダーでも、実際に比べてみたら意外とその恩恵を感じるのが『ハンドルバ-ウエイト』の効果だ。グリップに伝わる細かな振動をラバーマウントされたバランサーシャフトが吸収することで、走行中の快適性が向上する。カラーバリエーションも豊富(ブルー、ゴールド、ブラック、ガンメタ、レッド、シルバー、ステン)。

  • もはやバイクも高速道路の料金所を通過するのにETCの利用が一般的となって、車載器を装備するバイクも多く見られるようになった。ネイキッドタイプのCB1100にはユニバーサルのステーがオススメだ(本体とアンテナが一体型の車載器専用。M8、M10ボルトへの取付可能)。

  • 長時間の走行でライダーの疲労をかなり軽減してくれるアイテム、衝撃吸収ゲルを内蔵したEFFEXの『GEL-ZAB R』は、座面にかかる圧力を分散すると共に振動も軽減することで、身体への負担を和らげる。汎用品(サイズ/300×300mm)なのでひとつ持っておくと便利。

 

バイクの楽しみ方は人それぞれだが、CB1100でツーリングを楽しみたいユーザーのために、PLOTから“快適ツーリングアイテム”が多数ラインナップ。荷物の積載に便利なツアーケースやサドルバッグ、高速道路の移動で走行風からライダーを守るウインドスクリーン、長時間の走行で座面から蓄積される身体の疲れや苦痛を軽減してくれる、衝撃吸収に優れた“座布団”などもある。1台でショートレンジのみならず、長い距離をひたすら走り続けたい。バイクに乗っていれば、そんな欲求は当然なのかもしれない。

バイクブロス通販で掲載商品を探す ※価格表記はすべて税込

HEPCO&BECKER トップケース・サイドケース・キャリアセット(9万9,750円)

HEPCO&BECKER サイドケース・キャリアセット(7万3,500円)

HEPCO&BECKER トップケース・キャリアセット(4万4,625円)

BAGSTER サドルバッグ CRUISE(1万6,800円)

PLOT サドルバッグサポート&リアウィンカー移動ステーセット(1万3,440円)

MRA VARIO-TOURING NAKED スクリーン・クリア(2万1,000円)

MRA VARIO-TOURING NAKED スクリーン・スモーク(2万1,000円)

EFFEX EZ-FITバー TYPE-2用スチール製(3,990円)

EFFEX EZ-FITバー TYPE-2用アルミ製各色(5,565円)

EFFEX ハンドルバーウエイト スチール/アルミ用各色(3,465円?)

EFFEX ETC一体型用ステー Type2(4,200円)

EFFEX GEL-ZAB R(9,975円)

用途に合わせてアイテムをチョイス 【パフォーマンス&ドレスアップ編】

  • ノスタルジックなCB1100のスタイリングにマッチしたマットブラック塗装の『NOJIMAメガホンマフラー』には、もちろんノジマ独自開発のSC集合(スパイラルコレクター)によって4本のエキゾーストパイプが1本に集合。エンジン回転数全域で高いパワー特性を発揮しつつ、マルチエンジンらしい重低音を実現。そのサウンドにこだわって材質はステンレスを採用。さらに内部構造の最適化により、排ガス/騒音規制もクリアしている(車検対応、JMCA認定)。

  • こちらはCB1100のスポーツ性能をより楽しむための『NOJIMA LOCK-ON FULL-EX 機械曲げTYPE-SC』だ。スーパースポーツモデル向けの軽量なチタン素材とSC集合、空力特性にも優れる独特な断面で十分なバンク角を確保するLOCK-ONサイレンサーを装備。高い消音性能ながらライダーの感性に響くサウンドを奏でる。排ガス/騒音規制もクリアし、車検も対応、JMCA認定となっている。

  • ライダーの好みや用途によって、加速重視か高速重視かを手っ取り早くカスタム出来るのが、チェーンスプロケットの交換だ。そんなときは世界のレースシーンで活躍するブランドのひとつ、『AFAM スプロケット』がある。レースシーンにおける長い実績と経験から、高い品質でラインナップも豊富。素材はスチールとアルミ(フロントはスチールのみ)から選べる。リーズナブルで確実に体感出来るカスタマイズだ。

  • 前後のブレーキラインにPLOTオリジナルの 『SWAGE ライン』 を装着することで、ダイレクトなブレーキタッチが得られる。圧力損失の少ないテフロンチューブ/ステンレス製メッシュタイプで、バンジョーボルトとの結合には安全性の高いカシメ方式を採用。ホースの色とバンジョーボルトの素材/色の組み合わせは16通りもある。

  • 金属の質感が高いメッキ仕上げの『PLOTヘッドライトステー』を装着すれば、フロントフォークやフェンダーとの調和がとれて全体の印象がアップする。ちょっとしたこだわりパーツだ。

  • “CB”の文字がグラフィカルにデザインされたイタリア製の『ariete ハンドルバーグリップ HARRI'S CBロゴ入り』は、ハンドル周りのアクセントに最適。カラーはブラック/シルバー、ホワイト/レッドの2パターン。バーエンド部分はハンドルバーウェイトをそのまま装着可能な穴あきタイプ。

  • ヘッドライト周りをすっきり見せたいときは『PLOTホーン移設ステー』でヘッドライトの下に設置されていたホーンをクレードルフレームへ移動することが出来る。ステーはフレームの色に合わせたブラック塗装のスチール製で違和感も無い。延長ハーネス付属。

  • アルミ素材に艶消しシルバーアルマイト(化成)仕上げの『PLOT フロントフォークスタビライザー』は、フロントフォークの“ねじれ”を防いでサスペンションの安定性(スタビリティ)を高める機能パーツであり、CB1100をグッとスポーティな印象に変えるドレスアップパーツでもある(ABS車は取付不可)。

  • ノーマルのアシストグリップを細身でバフ(電解研磨)仕上げが美しいステンレスパイプに換装すれば、シート周りはかなりすっきりと見える。同時にリアウインカーをナンバープレートの横へ移動。『PLOT アシストグリップ&リアウインカー移動ステーセット』は、ベーシックなスタイリングをよりシャープな印象にする。延長ハーネスも付属。

  • 黒の樹脂製チェーンケースをスチール製メッキ仕上げの『PLOT チェーンケース メッキ』へ。前後フェンダーなど金属の質感とマッチして高級感もグレードアップ。

 

「もうちょっとブレーキのタッチを良くしたい…」「もう少しマフラーの“抜け”が良くてサウンドに迫力があれば…」といったパフォーマンスアップへの欲求には、CB1100専用のブレーキラインやマフラーなどが用意されている。さらに、車体のスタイリングを大きく変えることなく「もっとすっきり見せたい」「ここはこうだったらいいのに…」という場合も、ウインカーやホーンの位置を変えたり、チェーンケースをフェンダー同様の金属製に換装するなど、“カユイところに手が届く”専用パーツも揃っている。

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NOJIMA メガホンマフラー(15万7,500円)

NOJIMA LOCK-ON FULL-EX 機械曲げTYPE-SC(18万6,900円)

AFAM スプロケット(フロント:参考価格1,892円、リア:参考価格5,092円?)

SWAGELINE ブレーキホースKIT TYPE1/2(7,875円?)

PLOT ヘッドライトステー(9,975円)

ariete ハンドルバーグリップ HARRI'S CBロゴ入り ホワイト/レッド(2,625円)

ariete ハンドルバーグリップ HARRI'S CBロゴ入り ブラック/シルバー(2,625円)

PLOT ホーン移設ステー(2,940円)

PLOT フロントフォークスタビライザー(1万2,600円)

PLOT アシストグリップ&リアウインカー移動ステーセット(1万6,800円)

PLOT チェーンケース(1万2,600円)