旧車・ネイキッドに最適仕様!コンパクトH.I.D.システム登場
    取材協力/株式会社AVEST  取材・文/ロードライダー編集部 構成/バイクブロス・マガジンズ編集部
    掲載日:2011年10月13日

愛車の情報をすべて把握していたいなら

「ちょっとしたメンテナンスやパーツ装着なら自分でやるよ」ってDIY派カスタムファンも、HIDヘッドライトシステムといった電装系パーツの装着に、二の足を踏む向きは少なくないだろう。そんな読者に注目してほしいのが、今回紹介の『AXIVHIDシステム』なのだ。

 

同製品はWEB上の同社HPからのみ販売するモノで、流通コストを省いた1万4500円~のプライスももちろん魅力だが、右記に“注目”と書いたのは「装着もライダーに楽しんでもらいたい」との観点からの簡単配線と、今後予定されるそのHP上での車種別装着方法の紹介。

 

つまり、「電装パーツって苦手」というライダーでも、簡単に装着配線できるような配慮が、ハード/ソフト両面で施されるのだ。また、自分で装着する=ショップに依頼して工賃を支払わずに済むワケだから、製品自体のプライスの廉価性をすべてユーザーが享受できもする。

 

さて、今回はあえて旧車の部類に入るCB-Fへの装着にトライした。ご覧のように、バーナー部、バラストともにコンパクト設計のAXIV HIDなら、ライトケース内が小容量で小物入れスペースもない、こうした'80年代ネイキッドバイクでも、フォルムを崩さずに装着できる。また、こうしたちょっと昔のバイクに乗るライダーほど、トラブル回避のために愛車の隅々まで情報を把握したいだろうから、自分の手で装着というのも魅力に映ることだろう。

 

涼を求めてナイトランに出る機会も増える夏、ヘッドライトのパフォーマンスアップは、いかがだろう?

CB750Fのステアリングヘッド部に装着されたバラスト。途中放電を排除し効率よくH.I.D.システムを灯すには、配線を短く詰めてバラストを近づけるのが有効。AXIV H.I.D.なら'80年代車でもコンパクトに収められる。

KIT全体の構成。

問合先/株式会社AVEST

TEL/053-414-5416

住所/〒433-8119 静岡県浜松市中区高丘北 3-22-20

 

2輪製品を取り仕切る安達マネージャーとトラスト本社。同社は4輪車用電装パーツを多く手がけるが、バイク好きな安達さんの熱意で今回の2輪車専用アイテムの開発が始まったそうだ。

【1・2】AXIV H.I.D.システムは装着手順をHPでも紹介するために、現在、そのサンプル車種を独自取材中。ここに紹介のCB750Fもそんなドナーの1台で、②の通り、作業手順は逐次、デジカメで写真に納められた。担当は袴田さん(男性)と廣瀬さん(女性)。

【3・4】特長のひとつはバーナー部。Hi/Lo切り替え用シェード部が分離するので、防水ブーツを切るなどの加工なしで組み込める。

【5・6】バラストの装着位置を探る。防水性能はあるが、コード類の差し込み部は下に向け、水の進入を防ぐのが電装品装着の基本。

【7・8】バッテリーに配線。特に旧車の場合はバッテリー自体が弱っているとH.I.D.バルブは点灯しない、瞬くなど不良点灯が発生するのは知られるところ。少なくとも装着時はフル充電で臨みたい。

【9・10・11】本組み前に点灯確認。装着完了後には光軸調整も忘れずに。