CHALLENGE
大阪府/BRP、ヤマハ、カワサキ正規取扱店

取材協力/CHALLENGE  取材・撮影/伊勢 悟  取材・文/金田 大二郎
掲載日/2015年6月30日
関西地区の商業の中心地である大阪府。その堺市に拠点を置く『チャレンジ』は、3輪ビークル、水上バイク、スノーモービルをメインに展開。乗り物のさまざまな遊びを集め、ユーザーの生活を豊かにする楽しみを提供してくれるショップだ。
INTERVIEW

人同士のつながりを大切に
ユーザーの『気持ち』を豊かにしていきたい

かつては天下の台所と呼ばれ、日本の物流や商業の中心地であった大阪府。その堺市に拠点を置く『チャレンジ』は、3輪ビークル、水上バイク、スノーモービルを扱うショップで、乗り物のさまざまな遊びが集約されている。ここで代表を務める牧原和二三(かずふみ)さんは、1970年に自動車パーツの卸売り業として開業。その後は自動車のチューニングショップや自社開発のパーツショップなど、さまざまな形態を経てきたという。

 

「パーツの卸売り業だと、必然的にディーラーや整備工場相手の仕事になるんですよね。でも自分はその先にいるユーザーと直接関わる仕事がしたいと思ったんです」

 

また自身が大の海好きで、マリンスポーツが趣味だったということもあり、80年代半ばからは国産水上バイクの取り扱いも開始。乗り手の目線に立ったサービスで、訪れるユーザー達と深い信頼関係を築き上げてきたのだ。

 

現在メインで取り扱っているカナダのメーカー『BRP』を知ったのは、『SEA-DOO』(シードゥー)という水上バイクの存在がキッカケと言う。

 

「シードゥーに興味を持って、マイアミで開催されるBRPのディーラーミーティングに参加したんです。そこで感じたのはメーカーが持つ開発意欲の高さ。自分も昔パーツ等を製作していたので、そのモノづくりに熱心な姿勢に共感したんですよね」

 

その時『BRP』の3輪ビークル、『Can-am SPYDER』(カンナムスパイダー)の存在も知ったとのこと。日本での知名度はまだ低かったが、快適性や安全性、そしてなによりユーザーに乗り物の新しい楽しみを提供できると確信し、ラインナップに加えることを決意した。

 

「今までも自分の感覚を信じて行動してきました。だから、今回も思い切って挑戦してみようと。そんな自分の思いと、共感してくれる人との出会いや繋がり、絆を大切にしていきたいと思いますね」

 

そんな代表を支え、ユーザーとの窓口となっているのが、チーフマネージャーの牧原壮平さんだ。学生時代からスタッフとして活躍し、大学卒業後から本格的にショップの運営に携わってきた。

 

「初めてカンナムスパイダーに乗った時は驚きましたね。こんなに面白い乗り物があったんだ! って。そしてもっとたくさんの人に、この面白さを感じてもらいたいとも思ったんです」

 

そのため同店では、常に試乗車を複数台用意している。将来的にはカンナムスパイダーオーナーのツーリングを企画したり、水上バイクと連動させたビーチイベントを催したりなど、ユーザーへの新たな楽しみを提案していきたいという。

 

「お客様には気持ちの面で豊かになってもらいたいんです。商品はあくまでお客様と出会うキッカケで、その後に広がる人間関係を大切にしていきたい。自分たちが遊びを提供して、それをプロデュースする。そしてたくさんの人と一緒に楽しんでいきたいですね」

PICK UP

カナダ発、高い完成度を誇る
カンナムスパイダーを紹介!

カナダに本社を置く『BRP』は、ATV、3輪ビークル、水上バイク、スノーモービルなどを製造するメーカーだ。『チャレンジ』が現在、取り扱いに力を入れているカンナムスパイダーは2014年に日本へ上陸。その利便性と完成度の高さから注目を集めているモデルである。フロント2輪タイプのビークルは“リバーストライク”とも呼ばれ、普通自動車免許で乗ることが可能。さらには3輪で安定性が高く、転倒の心配も少ない上、ABSやトラクションコントロールシステム、パワーステアリングなど、安全面と快適性にも配慮されている。

 

また、同店ではユーザーが安心してライディングを楽しめるよう、認証工場も完備。カンナムスパイダーのみならず、水上バイクやスノーモービルの特徴も熟知したメカニックがユーザーをサポートしてくれる。

 

カンナムスパイダーのフラッグシップモデル『RT LIMITED』は、1330ccのトルクフルなエンジンからは想像できないスムースな走りを実現。6段階に設けられたトランスミッションは、難しい操作のいらないセミオートマチック式を採用している。

『RT』、『RT-S』、『RT LIMITED』と3種類存在するカンナムスパイダーRTシリーズ。そのどれもが、前後左右とシート下部にラケッジスペースが設けられている。日々のツーリングはもちろん、荷物が多くなりがちな旅行でも、利便性の高さを発揮してくれる。

スポーティなルックスの『Can-am SPYDER F3-S』は、取り回しの良さとゆったりとした乗り心地で、街乗りからツーリングまで場面を選ばない。さらにハンドルやステップ位置を自分好みに変更できる『U FIT SYSTEM』を搭載。女性やビギナーでも乗りやすい仕様となっている。

1階ショールームは木材を使用した壁やディスプレイされた観葉植物で爽やかな印象。配置された椅子やテーブルはアジアンテイストなものをチョイスし、訪れた人々がリラックスできる空間を作り出している。

2階の休憩スペースには大きなガラス窓が設置され、外を眺めながらゆったりと過ごすことができる。場所によっては、店外に飾られたボートを間近で見ることができるという演出も。

水上バイクを運転するためには特殊小型船舶操縦士免許が必要だ。ショップ2階に設けられた多目的スペースでは免許取得のため、定期的に講習会を実施している。

BRPが展開するウェアも販売。左と中央のジャケットは耐水性と通気生に優れ、快適なライディングを実現。右のデニムジャケットは特殊繊維を混合し、摩耗に強い仕上がりとなっている。それぞれ反射素材も使用されているため、夜間走行時も安心だ。

ショップ敷地内には、広々とした物販コーナーも用意。サングラスやグローブをはじめ、水着やウェットスーツなども豊富にラインナップしている。キッズサイズも取り揃えているため、家族でレジャーを楽しむユーザーにも好評だという。

ショップには子供連れのユーザーが足を運びやすいように託児所も設置。家族でレジャーを楽しむユーザーに向けた、きめ細やかなサービスも魅力のひとつだ。

10ショップ奥にある倉庫には、BRPが展開する水上バイク『シードゥー』の最新モデルをラインナップ。その他にもカワサキやヤマハといった国産メーカーのモデルも多数取り揃えている。スタッフがしっかりとアドバイスしてくれるので、自分好みの一台を見つけよう。

11同店には2級整備士の資格を持つメカニックが在籍。BRPの存在を知らずに不安感を抱くユーザーもいるため、充実したアフターフォローができるように日々努めているという。もちろん国産メーカーの車両メンテナンスや修理も対応可能だ。

SHOP INFORMATION

株式会社CHALLENGE

住所/大阪府堺市北区八下北3-56
TEL/072-257-4141
営業/10:30-20:00(平日)  10:30-19:00(日・祝)
定休/水曜日
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