福岡県大牟田市にある『ローライダーママ』は、1994年に創業したハーレーダビッドソンをメインに扱っているカスタムショップだ。ショップのオーナーでありカスタムバイクビルダーの大賀茂弘さんは、何よりもエンジンが好調であることを重視している。
「カスタムバイクは楽しいですけど、バイクはまず調子の良いエンジンありきだと思うんです。ハートがなかったら人間は生きていけないんだから、バイクの心臓であるエンジンも、しっかり機能するべきだと思うんです。だからうちのコンセプトは、“モーターサービス”なんです。カスタムバイクを作ることがメインという感覚ではなくて、ハーレーのエンジンが持っている、本来のフィーリングを、多くの人に楽しんでもらいたいということなんですね」
いかにかっこいいカスタムバイクであっても、調子よく走れなければその魅力は半減してしまう。年式を問わず調子を崩したハーレーと真摯に向き合う大賀さんのもとには、エンジンだけを修理して欲しいという依頼も多いというのも納得だ。
創業当初は自宅ガレージを改装し、表にショールームを建てて営業していたというローライダーママ。現在の場所へ移転したのは2010年のこと。新店舗はハーレーのカスタムショップにありがちな、怖くて入りづらいというイメージを払拭した明るく爽やかなつくりになっている。
「ハーレーに自分の好きなパーツをつけて、好きな形に作るという楽しみをもっともっと教えてあげたいんだけど、店に入りにくいんじゃだめだと思ったんですね。気軽に入ってこられる、飛び込みやすい店作りをしないといけないなと。お客さんはバイクを買って、僕らを信じて預けてくれるわけじゃないですか。だからお客さんが安心して、バイクを預けられる作りにしなきゃいけない、と思ったんです。いかにお客様に喜んでもらえるか。目標は世界一のサービスをお客様に提供することです」
大賀さんがショップのモットーとして掲げているのは“顧客第一主義”。どんなカスタムやメンテナンスでも、常にお客さんが一番喜ぶものをしっかり提供したいと語る。
そのために、お客さんが待っていることを忘れず、短時間で作業することを心がけている。作業効率を第一に考えたファクトリーは、複数のカスタムや整備を同時進行できるよう、設備投資と環境整備を行ってきた。またショップでは特定のスタイルに偏ることなく、オーナーのさまざまな要望に高い技術とセンスで応えている。
「うちは何かひとつに強いんじゃなくて、ローライダーママにハーレーのことを頼んだら、古い車両から新しい車両まで、満遍なくやってくれるよ、って。誰でも手放しでバイクを楽しめる状態を提供したいですね。細かいところまで気を遣って、最初からこういう作りなんだと思ってしまうような、完成度の高いカスタムを目指してます。いかにも改造しました、ではなくて、こういうものを作るメーカーがあるのか、と思うくらいのものを作っています」
ローライダーママは、ハーレーで走る楽しみと、愛車をカスタムするオーナーの喜びをバックアップする。
ハーレーライフをさまざまな角度からサポートするカスタムショップ『ローライダーママ』。ショップは国道208号線沿い、元村交差点近くに位置しており、広い敷地にショールームとファクトリーを完備している。ハーレーダビッドソンならヴィンテージから最新モデルまで取り扱っており、中古車も常時在庫している。メンテナンスや車検、ライトカスタムからフルカスタムまで、ハーレーのことならなんでも相談でき、カスタマーのバイクライフを様々な角度からサポート。アクセサリーやアフターパーツ、オリジナルのアパレルやグッズ、パーツも展開。ショップ主催のイベントも定期的に行われており、毎月開催のツーリングには20~50台のバイクが参加している。店頭もしくはホームページで最新情報をチェックしよう。
ローライダーママ
住所/福岡県大牟田市甘木554-1
TEL/0944-50-0435
FAX/0944-50-0439
営業/10:00-19:00
定休/木曜、第1・第3水曜
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