１1978年型をフルカスタムした下町スタイル第2弾、ホンダCB250Tカミカゼスペシャル。旧車が現代に甦ったら…というコンセプトのコンプリートマシンだ。足回りを現行スーパーFOURのパーツで固め、見た目だけじゃない本気の走りにも対応する車両に仕上げた。

２独特な雰囲気を醸し出すハンドルはオリジナルブランド、カミカゼレーシングのバブシボリ（4,800円）。ホーク純正ハンドルを絞ったシェイプを再現している。ハンドルには当時の雰囲気を意識して作った使いやすいカミカゼ製スイッチボックスとK0ミラーを装着。

３スイングアームは最後期型CB400FOUR、ワイドホイールは現行スーパーFOURの17インチを流用。ブレーキはニッシン製キャリパー＋ウェーブディスク。排気口がラジカルに横を向く集合マフラーはカミカゼレーシングの“カミカゼ管”メガホンタイプ。　

４カミカゼレーシングのカミカゼ管。ホンダホーク用のメガホンタイプでフルクロームメッキ仕上げ。真横から見た時にきれいなRを描くよう当時機械曲げだったエキゾーストパイプは手曲げで製作。ホークならN型、T型、スーパーホークすべてに取り付け可能（5万9,800円）。

５カミカゼ管用のフランジ。カミカゼマフラーは純正のマフラーフランジを使って取り付けるが、純正品は入手しにくいので製作。素材はアルミでカミカゼレーシングのロゴ入り。ブラック、クローム（9,800円）、アルミ地（6,800円）の3タイプ。2個1セット。

６カミカゼ管用のフランジでカミカゼマフラーを装着。フランジはブラック、クローム、アルミ地の3色があるので、ヘッドカバーやシリンダーの色に合わせたり、コントラストを強調した組み合わせにするなど楽しめる。ブラックとクロームは専用ナット付き。

７カミカゼ製スイッチボックス右用（1万780円）。操作時のタッチ感が向上しており操作もしやすい。ホークなど各車種用に製作しているので取り付けも簡単だ。

８カミカゼ製スイッチボックス左用（1万5,180円）。純正のスイッチにはなかった便利なウインカーのプッシュキャンセラー機能が付いている。

９カミカゼ製メインハーネス。古いバイクは配線が痛んでいることが多く、配線をすべて引き直すことが多い。それなら作ってしまおうと製品化。純正よりも1.5倍太い電線を使用しており耐久性に優れる。配線の色は純正と同じなので使いやすい。車種に合わせたオーダーも可能だ（2万9,800円）。

10カミカゼ製ハンドルクランプブレースキット。ハンドルのブレなどを軽減してハンドリングを向上させる。ハンドル回りのドレスアップ効果も抜群。寸法が合えば色々な車両に装着可能で取り付けもイージー（1万2,000円）。

11カミカゼ製ゴム巻きタンデムバー。ユーザーのリクエストから生まれたパーツで、当時の人気カスタムパーツであったが廃版のため新たに製品化。N系のホンダホーク、ホークⅢ、スーパーホークⅢに装着可能。BEETテールにも対応している（1万3,800円）。

12本店の一角には、オリジナルブランドであるカミカゼレーシングのパーツを中心に、純正パーツや様々なカスタムパーツを販売している。“無いものは作る！”をモットーに、オリジナルパーツを製作。グリップなどの小物から集合マフラーなど、人気パーツを多数取り揃えている。

1310年前、BANBANはショールームの近くにあるこの小さなファクトリーからスタートした。現在は本店として使われており、店長の清水さんをはじめ2級整備士が常駐する認証工場でもある。初心者でも旧車を安心して楽しめるよう、万全の整備と修理が行われている。

14運輸局認証工場として必要な工具と各種工作機械を揃え、きれいに整理整頓されているBANBANのファクトリー。愛車の整備や修理、車検などでカスタマーをサポート。ライトカスタムからフルカスタムまで行っており、構造変更、公認車検も取得する。

15国家資格の2級整備士でメカニックを務める並木昇さん。BANBANではアフターサービスに力を入れており、旧車の初心者からベテランまで納得のサポート。販売車両だけでなく持ち込み車両の修理やカスタムも歓迎。営業時間が遅めなのも忙しい人には嬉しい。

16ホークⅢをベースにスペンサーカラーを意識したペイントで仕上げたマシン。現行のホンダ スーパーFOUR純正のフロントフォーク、ホイール、リアサスペンションを流用して足回りをアップデート。ホークはフレームが同じで外装を流用でき、イメージを簡単に変えられるのもおもしろい。

17ビビッドな赤＆白のビモータ風カラーに身を包んだホークⅡ。下町スタイルをコンセプトに、ひときわ目を引くスポークホイールは最後期型のホンダCB400FOUR（NC36）のホイールを使用。同車の 足回りパーツを流用し、カミカゼメガホンマフラーなどのオリジナルパーツを随所に使用してスタイルを極めている。