掲載日:2019年02月15日 レトロバイク・グラフティ
イラスト・文/藤原かんいち
『レトロバイクグラフティ』ではいわゆる名車と呼ばれるバイクも描きますが、基本的には僕が「これ面白い」とか「描きたい!」と感じたバイクを自由に描き綴って行きたいと思っています。バイクに詳しい方々とは感覚がズレてるのは承知の上で(笑)、今回はヤマハのジッピィを描いてみました。
実物は見たことがないのですが(記憶がないだけ?)、古い二輪車の本で写真を見た瞬間「なんだ~このバイク?! 面白い!」と、にやけてしまいました。
1973年にヤマハから発売された原付バイク(50cc&80cc)で、色んなところに突っ込みを入れたくなる魅力が満載。まず、ぼってりボディに車のオーバーフェンダーのように膨らんだリアデザインが、超ファンキー! もっこりフェンダーに沿うように延びたアップマフラーは、蜂の巣に見えなくもない。それからボディ上部のシートが「全部がシートかい?!」というくらい長~い。とにかくどれもがオンリーワン。
トップブリッジから前方に長く延びたハンドルクランプ、チョッパー気味に曲がったアップハンドルはアメリカンだし、フロントがスポークホイールに細めのタイヤに対してリアは極太タイヤと両極端。統一感がないところがジッピィの魅力、そんな個性が大爆発しちゃっています。
発売当時は中途半端なスタイルと捉えられ、人気が出なかったようだが、僕的には好み。いつか乗ってみたいと思える一台ですね。
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