掲載日:2020年09月18日 レトロバイク・グラフティ
イラスト・文/藤原かんいち
長い間、小さな原付バイクでの海外長期放浪旅(ロングツーリング)が僕のライフワークになっていた。当然のことながら、こういう旅では長距離を走れる耐久性の高いバイクが必要となってくるため、スーパーカブ系エンジンを積んだ車種を使うことが多かった。その中で、結局そのバイクを旅に使うことはなったが、大きな魅力を感じていたのがSOLO。
イラストを見てわかるように、とにかくスタイルが独特。最初に目を引くのがシャープなタンクの後部に付いた自転車サドルのようなシート。通常はその後ろにシートレールがありフェンダーやテールランプがあるのだが、そこには何もない。その代わりにタイヤ全体を覆う自転車のようなロングフェンダーと細身のタイヤがあり、そこにテールランプ、ウインカー、ナンバーが一体になったユニットが付いている。基本は50年代を思わせるクラシックなスタリングなのだが、2000年代らしくシングルサスペンションを採用していたり、どこまでも個性的なバイクなのだ。
さらにユニークなのが「カラーオーダープラン」。タンクカラー6色、フレーム&スイングアームカラー6色、フェンダーカラー2色、シート&グリップカラー2色、ハンドル・エンジンクランクケースカバー表面処理が2種類。それぞれを自由に組み合わせるようになっていて、そのバリエーションは285通り! ほぼカスタム車じゃん(笑)。
自分好みのSOLOを作って、さらに荷物を積めるように改良、荷物満載のSOLOでロングツーリングができたら最高だね……そんな妄想を掻き立てるバイクなのだ。
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