レトロバイク・グラフティ第159回 KAWASAKI ZXR250 1989年

掲載日:2025年09月11日 レトロバイク・グラフティ    

イラスト・文/藤原かんいち

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カワサキが本気で作ったハイテク&ハイスペック
4サイクル4気筒レーサーレプリカ

80年代の後半。250㏄のスポーツバイク、4ストではホンダのCBR250R、ヤマハのFZR250、スズキのGSX-R250など、レーサーレプリカスタイル、フルカウルに4気筒エンジンが中心になっていた。

一方、カワサキは大排気量が中心、250ccもツインエンジンが主流。国内レースへワークス参戦していないこともあり、独自路線を貫いていた。そんなカワサキがついに、4スト4気筒のレプリカマシン“ZXR250”を投入した。そのレーシーなスタイリング、ポテンシャルの高さなどから日本のライダーが沸き返った!

カワサキの250㏄としては初となる水冷DOHC 4バルブ4気筒エンジンを搭載。最高出力は規制上限の45PSを発揮、レッドゾーンが1万9000回転という超高回転型エンジンはシャープな加速を実現していた。

フレームはオールアルミ製のE-BOX、クラスでは初となる倒立フォークを採用。さらにラムエアシステム・K-CAS(カワサキ・クール・エア・システム)、車高調機能付きのリアサスペンション、大径ダブルディスクなど、カワサキの最先端技術を惜しみなく投入。レースで大活躍した。

カワサキが本気で作ったZXRは強い支持を獲得、250㏄クラスでは屈指の人気モデルとなった。その後、徐々にレーサーレプリカブームは終焉、ライバルたちは姿を消していったが、高性能&完成度の高さからZXR250の人気は継続。モデルチェンジを繰り返しながら95年まで販売され続けた。

カワサキ ZXR250 スペック
  • ■サイズ/全長 2,020mm×全幅 695mm×全高 1,115mm ■エンジン/4ストローク4気筒■排気量/249cc ■最高出力/45ps/ 15,000rpm ■最大トルク/2.6kgf・m/11,500rpm ■変速機形式/リターン式・6段変速

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