レトロバイク・グラフティ第156回 SUZUKI RGV250Γ ガンマ 1988年

掲載日:2025年07月25日 レトロバイク・グラフティ    

イラスト・文/藤原かんいち

レトロバイク・グラフティタイトル画像

レトロバイク・グラフティ第156回 SUZUKI RGV250Γ ガンマ 1988年 メイン画像

2ストV型ツインエンジンのガンマ!
ペプシやラッキーストライクカラーも人気

日本のバイク業界に革命を起こした2ストレーサーレプリカ、スズキRG250ガンマ。その後継モデルとなるRGV250ガンマが1988年に、衝撃デビューを果たした。ライバルのヤマハTZR250やホンダNSR250Rと闘うためにエンジンは新設計。2スト並列2気筒からV型2気筒へバージョンアップ。通称“Vガン”と呼ばれ親しまれていた。ちなみに前モデルはパラレル(並列)なので『パラガン』と呼ばれていた。

一般車両としては初めてニッケル・リン合金とボロンナイトライドのメッキを施したSBCシリンダーを採用、耐摩耗性を向上。また新エンジンに合わせて剛性の高い、アルミツインスパーフレームを採用。タイヤはフロント17インチ、リア18インチ。インナーチューブφ41mmの大径フロントフォーク、リヤにニューリンク式フルフローターなど足回りも強化されていた。

また市販レース向けとして『SP仕様』もランナップ。クロスミッション、フルアジャスタのフロントフォーク、リザーバー別体式のリアサスペンション、シングルシートなどが大きな特徴となっていた。また限定販売された、世界グランプリで活躍したペプシカラーやラッキーストライクカラーは特に人気が高かった。

1990年に大きくモデルチェンジ。マフラーは片側2本出しに、ホイールも前後17インチ。さらにフロントは倒立サスになった。1996年にフルモデルチェンジRGV-Γ250SPが登場したが、環境規制の強化の影響やレーサーレプリカブームの終焉などにより99年に生産終了、ガンマの名が付く最後のモデルとなった。

スズキ RGV250Γ ガンマ スペック
  • ■サイズ/全長 1,980mm×全幅 690mm×全高 1,070mm ■エンジン/2ストロークV型2気筒■排気量/249cc ■最高出力/40ps/ 9,500rpm ■最大トルク/3.5kgf・m/8,000rpm ■変速機形式/リターン式・6段変速

こちらの記事もおすすめです

この記事に関連するキーワード

新着記事

愛車を売却して乗換しませんか?

2つの売却方法から選択可能!

方法1.オークション

出品前買取相場が分かる!
3000社の中から最高入札店のみとやり取りで完結。

方法2.買取一括査定

業界最大級の加盟店数!
最大12社一括査定
愛車が高く売れるチャンス

メーカー

郵便番号

タグで検索