掲載日:2023年08月18日 レトロバイク・グラフティ
イラスト・文/藤原かんいち
1977年に4ストのホンダの主力モデルとしてツインエンジンのCB400T・ホークIIが登場。その後250ccでもホークが登場し、ホンダの人気シリーズとなり、1980年に三代目としてスーパーホークが発売された。
スーパーホークは空冷4サイクルOHC3バルブ2気筒エンジンを搭載、高回転型で1万回転にて最高出力26psを発揮。6速の適切なギア比設定により機敏な走破性を実現した。
さらに路面追従性の高い前後サスペンションを装着したり、前2枚、後1枚の軽量化されたトリプルディスクブレーキを搭載するなど、完成度の高い内容になっていた。
また250ccクラスとしては初めてブレーキキャリパーにデュアルピストンが採用されたのもスーパーホークだった。
デザインに目を向けると直線を基調としたヨーロッパスタイルで、ガソリンタンクからサイドカバー、リアカウルまでが一体化。当時としては斬新なデザインだった。また、無理のないライディングポジションで走れることも大きな強みになっていた。
ちなみに1980年の250ccクラスのロードスポーツは、ホークCB250T、ホークCB250N、CB250RS、そしてスーパーホークと4タイプも揃う、今の時代からは信じられない充実ぶりだった。人気のホークシリーズも400ccクラスはスーパーホーク3がラストモデルとなりCBX400へ、ツインはV型のVF400Fへ。一方の250ccクラスも同じようにV型のVT250Fへとバトンタッチされていった。
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