レトロ・バイクグラフティ第11回 YAMAHA PASSOL S50(ヤマハ パッソルS50)1977年

掲載日:2019年07月05日 レトロバイク・グラフティ    

イラスト・文/藤原かんいち

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レトロ・バイクグラフティ第11回 YAMAHA PASSOL S50 (ヤマハ パッソルS50)1977年

女性ユーザーを爆発的に増やしたソフトバイク

1976年に軽快で誰にでも自転車感覚で乗れるホンダのロードパルが大ヒット。それに対抗するようにヤマハが1977年に発売したのがパッソルだ。

ロードパルのテレビCMは女優のソフィアローレンが出演「ラッタッタ♪」が流行語になった。一方、後から登場したパッソルのCMでは日本人女優の八千草薫が登場、「やさしいから好きです♪」の言葉が強いインパクトを残した。バイクのイメージから大きく離れた、庶民的な女優さんがパッソルに跨る姿は印象的で、バイクに乗ったことがない主婦層から大注目されたという。

一番大きな点は両足を揃えて、スカートでも乗れる「ステップスルー」を採用したことかもしれない。振り返ると、いまのスクーターでは当たり前のスタイルだが、当時としてはかなり革新的だったことに気がつく。

パッソルはエンジンや駆動部が外装カバーされているため、チェーンからオイルが飛んでくるなど、衣服が汚れにくい。加えてカラフルなボディカラー、操作が簡単な自動遠心クラッチ、乗りやすい低いシート、軽量コンパクトで取り回しがしやすいなど、誰でも親しみやすい内容にしたことから、多くの女性ユーザーを獲得した。

実は僕が最初に乗ったバイクもパッソル。当時、特にバイクに興味がなかったが、友人から安く譲り受けて乗り始めると、軽快さと機動力が新鮮で一気にバイクにのめり込んだ。簡単に乗れて気軽に楽しめる、バイクの敷居をぐっと低くした。バイク界に対して、また僕にとってもパッソルは大きな存在なのである。

ヤマハ パッソルS50
  • ■サイズ/全長 1515mm×全幅 605mm×全高 925mm ■車重/--kg ■エンジン/空冷 2ストローク単気筒 ■排気量/49cc ■最高出力 2.3ps/5500rpm ■最大トルク/0.37kgf・m/3500rpm ■変速機形式/--

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