マンホールが嫌な場所にあるのはなぜ?

マンホールが嫌な場所にあるのはなぜ?

掲載日:2008年06月16日 ライダー考現学    

読者からの質問

バイクに乗っているとマンホールの位置が気になります。曲がりたい場所や止まりたい場所など、嫌だなと思う場所に設置されていることが多いように感じます。これは僕の被害妄想でしょうか?

滋賀県/毎日がスリップダウンさん(BUELL FIREBOLT XB12R所有)

 

マンホールが嫌な場所にあるのはなぜ?

 

バイクに乗ることを選んだ時点で、ライダーは何かに立ち向かう反骨精神のある存在になる。自らの意思を持って逆らうモノが何かはそれぞれに任せるが、そのような「個」を主張するようになったライダーには、出る杭が打たれるようにさまざまな試練が訪れることとなる。世間の流れに従って生きるうちは大丈夫だが、一度流れから外れると今まで何でもなかったことが障害に感じるのは当然のこと。車や徒歩では気にならなかったマンホールやキャッツアイ、白線なども、バイクに乗る反骨の輩となった時点で立ちふさがる試練に変わる。それらはまさに、ライダーの孤高なる精神を打ち砕かんとする拳と言っても過言ではない。

 

ならば我々ライダーはどうするべきか、となるとこれはもう正々堂々と立ち向かうしかないだろう。だが、いくら真正面から乗り越えていくといっても、アクセル全開で向かって行っては、滑らせてやろうと待ち構えるマンホールたちの思うツボ。長いものにまかれるのはお断りだが、うまく肩透かしを喰わせるのがスマートなやり方だ。熱く高ぶる心の炎を抑えつつ、緩急をつけたライディングでしなやかに乗り越えていただきたい。マンホールを一つ乗り越えるたび、ライダーの反骨精神は鍛え上げられていくのだ。

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