掲載日:2010年07月12日 ファッション講座
梅雨の時期を抜けるか抜けないか……微妙な時期で、走りに行くにも判断しかねる今日この頃、皆さんいかがお過ごしでしょうか? 「不定期連載」という名目で5月に復活して以来、毎月更新しているファッション講座、復帰3回目になりました。今回は当ショップのお客様に加え、東京・味の素スタジアムで開催されたアメリカン・ワールド・フェスタ in 東京でのV-H読者撮影会の参加者にも登場してもらい、ぬっきー節全開でファッションチェックさせていただきマス!
KAZUさん(36) / 職人
Harley-Davidson FXCWC
まずKAZUさんに驚かされたのは、その年齢。36歳? 実年齢より全然若いじゃないですか! お世辞抜きでうらやましいです(笑)。ファッションに目を向けると、TシャツにロンTをレイヤードし、濃色デニムのボトムスとビーニでまとめたスタンダードなスタイリングが魅力の着こなしですね。しかしっ! その若々しさに大人の雰囲気を漂わせる意味で、アクセサリーを取り入れて高級感を演出したらカッコいいかも。若造とは違うところを見せちゃいましょう(笑)。
●写真左:今回のスタイルにはビーニのブラックカラーが重たい印象です。黒以外のカラーの方が軽く見えますよ。●写真中:バイク乗りなら走っている後姿もカッコよく、バックスタイルにも気を遣いたいですよね。背中全面に刺繍&プリントのデザインがインパクトあります。インナーに着ているロンTの袖幅が少し太いかな。ワンサイズ小さいサイズにしたら袖幅ももう少し細くなり、スッキリ見えますよ。●写真右:ジーンズの履き方は少し落とした方が、お尻が綺麗に見えますよ。ウォレット&コード以外の物がゴチャゴチャしていているのでスッキリ見せたいですね。
Devil Arrow コットン リバーシブル・ビーニ、Yasuyuki-Ishii TATTOO ビーニ、inanoji クロス・コイン ネックレス
ゆきさん(32) / 主婦
Harley-Davidson XL1200L
お洒落好きな雰囲気を醸し出しているキュートなコーデですね。ひとつひとつのアイテムにヒネリがあり、セレクトにこだわりを感じます。バイク乗りの独特なハードさではなく、可愛らしいコーデは女性ならではですね。髪のカラーリング、ベルト、ブーツのカラーが全体の印象をまとめています。撮影されたのは5月末のAWF in 東京とお聞きしているので全体的に冬っぽいスタイルなのは致し方ないかな、と思いますが、ベストとグローブのファーは冬物アイテム丸出しでNG!ですよ~(涙)。
●写真左:ギンガムチェック柄のシャツに、ファー付ベストでキュートさをプラス。しかしギンガムチェックの爽やかなシャツの印象が、ベストとグローブのファーによって邪魔されてしまっています。ここはファー無しが季節感も考えると良かったと思います(汗)。●写真中:ベルトの柄もポイントになって良いのですが、すべてのアイテムセレクトに個性がありすぎて、全部が喧嘩しちゃっています。主張あるアイテム群には、あえてシンプルな小物でコーデするのも全身をまとめるには必要ですよ。●写真右:インディゴカラーのパンツにベージュのブーツ、とても相性が良く、春夏にはぜひ取り入れたいカラーコーディネートですね。しかしバイクに乗るときはチェンジペダル等で汚れるから、お手入れは忘れずにね!
MARITHE + FRANCOIS GIRBAUD【WOMAN】 MY BOY グラフィックTee、MARITHE + FRANCOIS GIRBAUD【WOMAN】 ORIGINAL BOYFRIEND DENIM、TAMBU G ホースレザー リュック
ナイスなこーちゃん(33) / 会社員
Harley-Davidson FXCWC
ブラックカラーのGジャンに純白のシンプルシャツと、爽やかなカジュアルスタイルが印象的。ボトムスも濃色をチョイスしてモノトーンコーデの完成です。ハーレー乗りには珍しい(?)清潔感あるコーデに好感が持てます。しかし誰でも簡単にスタイリングできるモノトーンコーデで……業界では“究極の手抜きコーデ”と言われています(汗)。少しだけでも差し色で遊び心があると、お洒落感がランクアップしますよ。このスタイリングなら、バイクから降りてもハードすぎず違和感もないですね。
●写真左:ハンチング&メガネもブラックカラーで統一。これだけで簡単にお洒落っぽさを演出できるアイテムなんですが、一歩間違えると芸人風(笑)に見えちゃいますから、サジ加減は注意してくださいね。●写真中:ホワイトカラーのシャツが清潔感あっていいですね。チラリと覗くインナーの襟ぐりが詰まっていなく、ざっくりと開いてスッキリ見せていますね。胸の“E.YAZAWA”がアクセントに!(笑) ●写真右:画像ではハッキリ分かりづらいのですが、変わったデザインのウエストバッグが個性ありますね。
noyet ペイズリー柄 シャツ、MARITHE + FRANCOIS GIRBAUD コットン・ブロード プリント・シャツ、vermilion MINI HANGING BAG
岡尾剣士さん(30) / 会社員
YAMAHA DRAGSTAR CLASSIC 400
ホワイトカラーのシンプルなGジャン。これだけで十分夏カジュアルの雰囲気を感じさせてくれます。そしてインナーはブラックカラーと、こちらもモノトーンスタイル。ベルトをチラ見せしつつ、カラーはGジャンに合わせたホワイトカラーが相性良いですね。ボトムスまで白ではちょっとキメすぎだし、淡いカラーもアリですが、ここはやはり“男臭さ”を演出するためにインディゴカラーのジーンズをチョイス。全体的にすごくお洒落か? と聞かれれば微妙だけど、無難にまとめていますね。
●写真左:VネックでもUネックでもない、個性的な変形ネックに開きが深いだけに首元の寂しさをネックレスでカバー。ハードすぎずバランスが良いですね。●写真中:ウエストマークにはアウターと同色のベルトをチョイス。ブーツと合わせてブラック系だと今回のコーデでは馴染みすぎて寂しく見えるので、ホワイトカラーがアクセントになりますね。●写真右:パンツのレングスはイイ感じです。上下全身のアイテムのデザイン&カラーがシンプルにコーデしているので、ブーツはもう少し遊びがあっても良かったかと思います。ボリュームあるデザインでも面白いんじゃないかな?
Obelisk スタッズ VネックTee、Obelisk レザートリム トライバル・スタンプTee、vermilion BODY BAG
黒川 隼さん(33) / 会社員
Harley-Davidson FXDB
何といっても注目は、バックスタイルがインパクト大!なボーリングシャツ。完全に地位を確立したレイヤードスタイルは、シンプルなサーマル素材のロンTを。背中の刺繍と同色のインナーがうまくまとまっています。ボトムスにはスリムなジーンズを合わせ、シルエットにもこだわりが感じられます。特に全身のサイズ感は良いですね。昔はこの人、服のサイズ感が大きすぎて実年齢より10歳は老けて見えていたんですよ(笑)。CAPとブーツのカラーを黒で合わせず、ハズシで茶系を合わせたのも、まあまあイイんじゃないの?
●写真左:秋冬と違い、薄着の夏コーデのアクセントに重宝するキャップ&ハット。お洒落を楽しむなら脇役の小物使いも大切に! ●写真中:後ろ姿にインパクトあってカッコイイね。もちろん「後ろ姿だけね」と言われないように、自身を磨いて欲しいです(笑)。●写真右:カービングが施されたメディスンバッグ。私的には、このようなバッグはハーレー乗りのコスプレ・ファッションに見え、自己満の世界観であって……お洒落だと思わないのですが……(汗)。まあ、あくまでも個人の自由なワケですが、ファッションに敏感な女性から見るとウケは良くないと思いますよ(涙)。
ETERNAL ローライズ フレアパンツ、ETERNAL ローライズ・ストレート リメイク・デニム、vermilion NEW HANGING & SHOULDER