掲載日:2010年12月10日 林道ツーリング情報局 › 甲信越エリア
ダートは2.8kmと短いが、大きくアップダウンを繰り返す、楽しめる林道越路線。山を切り開いた区間のみ雨水の通路のようになっていて走りにくいが、オフ車だと問題なく走れる。展望はなく緑のトンネルの中を走り抜ける、苔むした東屋や小川もある
友達から「富士山の麓でキャンプをしないかい」と電話があった。富士山の麓、その響きに誘われて、地図を広げる。そして、道志村を横断していこう、とルートを決めた。当日、急峻な谷の中腹を通る国道413号をしばらく走ると、茅葺屋根の家もある平地に出た。そこからは「道志の湯」の標識に従って国道から離れて行く。
紅葉の室久保川渓谷沿いは心地よく、「的様」の先から始まる林道室久保線のダートへ入っていった。周辺には砂地の林道もあるが、砂の採掘跡地を過ぎると直ぐに林道越路線との分岐だ。まずは直進して「道の駅どうし」を目指すも、約2km後にゲート。分岐に戻り、落ち葉で路面が分からない林道越路線に入る。轍をさけたラインを一気に上がって行くと、後はフラットだ。
林道を抜けると、国道413号から県道24号に入る。2kmほど走ると側壁が途切れ林道道坂菜畑線の入口がある。こちら側からのほうが分かりやすい。さっそく入って行くと明るくて走りやすく、木々の間からは山並みも見えた。T字路にぶつかると林道も終点。右手にある牛小屋を過ぎて、集落を道なりに下っていく。いくつかの林道は、ゲートや崩壊などで走り抜けることができず、思っていたよりも早く山中湖に着いた。輝く湖面に吸い込まれるように水辺に降りていくと、水面ギリギリをゆっくりと走った。ちょっと遊んだあと、富士山を眺めながら友達がいるキャンプ地へと向った。
山中湖の北側に回り、水辺まで降りてきた。キラキラと輝く湖面の先には富士山がそびえたっている、しばらく眺めていると、太陽がてっぺんに到達した。その瞬間、富士山は光り輝き、まばゆいばかりの美しさとなった
澄んだ沢床に、弓の的のように見えるめずらしい花崗岩は、源頼朝がこの周辺で武道訓練をした言い伝えもある「的様」。昔から村人に崇敬されてきた岩だ。的様の祠入り口には、道志川の名水「的様の水場」がつくられている
道志川の支流、室久保川の渓流沿いにある「道志の湯」。泉質は硫酸塩泉で内湯と露天風呂があり、静かな森にある落ち着いた雰囲気を味わえる。富士山周辺の温泉にしては、リーズナブルな料金で、手打ち山菜うどん500円も人気。
営業時間/10時~20時(7~8月は21時まで)
料金/2時間500円(ボディーソープ有)
定休日/第1火曜日
住所/山梨県南都留郡道志村7501
電話/0554-52-2384
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