大分県「雨乞岳林道 / 林道大分中部線」

掲載日:2010年10月22日 林道ツーリング情報局九州エリア    

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初心者でも安心して走れる絶景ダートを満喫しよう!

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城ヶ岳辺りで山々と大草原が広がる1番のビューポイント。ダートは10kmたらずだけど、トレイルならではの爽快な気分も味わえるし、ホントに楽しめたなぁ。入口は地図中②の平原バス停からが分かりやすい

道の駅ゆふいんをスタートし、由布院日田往還とよばれる県道11号で雨乞岳林道に向かった。湯布院の北東にそびえる由布岳の裾野には、大草原が広がっている。そこを貫く湯布院日田往還は、人気のドライブコース。訪れたのは3月上旬、春の野焼きをひかえ、大草原は褐色に包まれ胸ときめいた。

由布院の町並みを見下ろす狭霧台展望台を過ぎるとすぐに雨乞岳林道への分岐(地図①)だ。崖側には由布院の町並みと走ってきた高原風景を見下ろす、大きな由布岳も目の前にそびえ素晴らしい風景に顔もほころぶ。ダートになり広々とした高原の中を走る。ただしゲートがありそこから先は登山となる。ピストン林道は好きではないが、絶景は大好き。

再び県道11号を東へ走り、林道大分中部線へ。細くクネクネとした県道を走り、いくつものバス停を過ぎると平原バス停にたどり着いた。ここから林道が始まる。ところが一向にダートにならず眺望がいいスカイラインが続く。入口から10kmほどでやっとダートになった。やがて抜けるような草原風景が現れた。山岳はこんなススキの草原で連なっていたのかと、360度を見渡して知った。草原には砂ボコリを撒き散らしながら走った林道も見える。林業が盛んのようで、伐採し造林された風景が杉のパッチワークの様だ。ダートは一瞬だったけど、走りに来て良かった。西側の入口周辺はガレガレだったが、今ではすっかり整備され、初心者にもオススメできる絶景の林道がひとつ増えた。

林道大分中部線は東側10kmが舗装、西側10kmがダート。写真のバックにそびえるのは城ヶ岳、ここでだいたい1000mラインを走っている。このあと抜けるような風景があらわれ、由布岳も遠望。6月~10月ごろには、山々や草原が眩しいほどの鮮やかな緑に染められる

林道大分中部線は東側10kmが舗装、西側10kmがダート。写真のバックにそびえるのは城ヶ岳、ここでだいたい1000mラインを走っている。このあと抜けるような風景があらわれ、由布岳も遠望。6月~10月ごろには、山々や草原が眩しいほどの鮮やかな緑に染められる

雨乞岳林道から地図中①の分岐に戻る途中。あの2峰をもつ大きな山が由布岳で、豊後富士とも呼ばれる。麓に広がるのが草原です!

雨乞岳林道から地図中①の分岐に戻る途中。あの2峰をもつ大きな山が由布岳で、豊後富士とも呼ばれる。麓に広がるのが草原です!

立ち寄りポイント

由布院燻製工房&カフェレスト「燻家(いぶすけ)」

ポイント

国道210号を走っていると、煙突からプーンと運ばれるいい香り。じつはこの燻家、永年精肉業を営んでいて、大分県で育てられた厳選した素材のみを使用。高原豚にハーブ類を加えたソーセージやハムが作られている。燻製工房の隣に作られた店舗では、ハムやソーセージを販売し、料理も味わえる。ソテーされたハムは美味しかったです。

住所/大分県由布市湯布院町川西240-5

電話/0977・85・5086

サルでもわかる!! やさしい林道ツーリングガイド

季節によって色を変える草原や山々を楽しめるルート。標高1000mを越える地点からの絶景は一見の価値あり!爽快に走った後は、湯布院で温泉を楽しむのもいい。

雨乞岳林道/ダート区間約3.8km
林道大分中部線/ダート区間約10km

マップ

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