掲載日:2009年01月23日 林道ツーリング情報局 › 甲信越エリア
須坂長野東ICを下りて約20分。目的の林道湯沢線の入口に着いた。目印は福井原ゴルフ場の看板だ。途中の県道112号にはエネオスや出光といったガソリンスタンドやセブンイレブンが目に留まった。このエリアだけにとどまらず、群馬県草津方面まで抜けるなら、ここで補給しておいたほうがいいだろう。
林道湯沢線は毛無峠へ至るまでダートが約14kmあるアップダウンに富んだルートだ。途中に真っ赤なえんま橋があり、ここがちょうど出入口からの中間地点といえる。麓からえんま橋まではフラットで走りやすい。えんま橋から毛無峠までの区間は標高が一気に高くなり路面には雨によってできた溝が目立つようになる。林道自体は整備されていて快適だ。ただ、真新しい砂利のまかれた路面は滑りやすいので注意しよう。
標高が上がるにつれて木々が少なくなり、視界が開け、美しい山並みが遠望できる。標高1800mの毛無峠は、森林限界によって下界とはまったく異なる景色が広がっている。
林道鞠子線は全般的に荒れており、途中にある橋などは亀裂が入っているので止まらないほうが無難。この道は県道346号に接続していて、下ると国道406号とつながっている。中日影林道も使えばこのエリアをループできるので、総ダート30km以上を走ることが可能だ。
林道から景色を楽しむもよし、ダートライディングでスポーツするもよし、温泉で汗を流すのもよし…。かなり恵まれたツーリングルートといえる。
林道湯沢線の出入口には、写真のように看板が立っているのでわかりやすい。
標高1800mほどの毛無峠付近は、麓より気温が低くなるので滝が凍結する。
林道湯沢線の途中には知る人ぞ知る名水ポイントがある。この湯沢の名水は標高2160mの御飯岳から染み込んで林道湯沢線に湧き出てきたもので、これでご飯を炊くとお米の豊かな甘みが引き出されるとか。地元の人は空のポリタンクを持って汲みに来るほど。ライダーはペットボトルに汲んでおいて、毛無峠で茶や珈琲を煎れるというのはいかが?
雷滝は岩盤の浸食によってできた滝の裏側から水の落ちる様を見ることができる。落差30mの巨大な瀑布の裏側は轟音と水しぶきにつつまれており、圧巻というひと言に尽きる。歩道が整備されているのでブーツでも歩きやすい。山田温泉大湯と渋峠の間にあるので、このエリアに来たらぜひ道草しておきたい。
更埴ジャンクションを北上し、上信越自動車道の須坂長野東ICから長野市街とは反対側に進むと、毛無峠を仰ぎ見るエリアに林道パラダイスが広がっている。このエリアは長野と群馬の県境であり、アップダウンに富んだダートが計30km以上も伸びている。日帰り温泉も多いので、林道ツーリングには最適なのだ。
景色のよいところで写真を撮るのが趣味のガルル編集スタッフ。最近、林道ツーリング用にコンパクトデジカメを物色中。
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