掲載日:2017年10月20日 フォトTOPICS
Special Thanks / ヤマハ発動機販売 Text & Photo / Ryo Tsuchiyama
10月22日(日)に宮城県のスポーツランドSUGOで開催される全日本モトクロス最終戦「MFJ-GP」のIA2クラスに、ウィメンズモトクロス世界選手権(WMX)の2017年チャンピオン、キアラ・フォンタネージ選手(伊・23)が参戦する。
編集部では日本のトップライダーたちとのレースを数日前に控えたキアラ選手にインタビューを敢行。キアラ選手の速さの秘密や、モトクロスへの思い、プライベートな話題など、同席したレディースモトクロスライダーの安原さや選手とのトークも交えながらインタビューの模様をお届けしよう。
安原さや選手のキアラ選手へのインタビュー。その質問内容は自分自身を重ねるようにより具体的な内容に......。サンデーMXライダーにとっても参考になるかも(?)
(安原さや:以下 安)スランプに入ってしまったらどうやって脱出するんですか?
まさに私のことね(笑)。2015年にウィメンズのチャンピオンを獲って、2016年はホンダにチェンジしてダメだった。ヤマハに乗り換えた2017年も、前半はダメだったけど、なんとかスランプから抜けてチャンピオンを獲れた。
スランプを抜けるためには周りのみんなのサポートも大事だけど、やっぱり自分のマインドを切り替えなきゃダメ。私の場合は以前チャンピオンを獲ったヤマハにマシンを戻すことで気持ちを切り替えられたの。
(安)普段はどんなフィジカルトレーニングを?
以前は、1日ジム、1日バイク、みたいなトレーニングを長年続けてたけど、今シーズン途中からは方法をガラっと変えたの。目的は筋肉を減らして体重も減らすこと。いまはウェイト系トレーニングはせず、クロスフィット中心で、筋肉を伸ばして、肩を開くようにトレーニングすることを意識してる。ほかにも走ったり、サイクリングしたり。もちろん速く走るためにバイクに乗る時間も長く取ってるわ。
(安)食生活にも気を使いますか?
そうね、去年は糖分ばかり摂取して、あまり良い食生活とは言えなかった。ひとり暮らしだから料理が面倒で(笑)。以前は朝食にクロワッサンとカプチーノだけ摂って、そのまま昼の3時までバイクで走りっぱなし、みたいなことばかりしてた。でもいまはその頃のことをすごく反省していて、今年の春から食生活を見直して、もっとエネルギーが出るものを食べるようにしてるの。
(安)......。私はこれ食べちゃダメとかって考えたりせず、せいぜい食べ過ぎに気をつけようくらいの感じです......(笑)。
それはダメ!(笑) 私はいまはタンパク質を少なめに摂取するように意識しながら、糖分とプロテインもバランスよく摂るようにしてるの。
(安)海外のライダーはとにかくタフで、レース後半でもタレないスタミナがあると感じますが、フィジカルの違いや疲れない走り方とか、何か秘密があるんですか?
私の場合は、レース後半はもちろん、タフなレースが終わっても全然疲れてないの(笑)。
でもレース前のフィジカルの準備はとても大事。
次に走るコースの長さやレイアウトに合わせて必要なトレーニングをして、レース日に向けて体調をピークに持っていく。もちろんバイクでの練習も次のレースを意識してる。
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