フォルムを崩さず20mmダウンとクッション性を向上

掲載日:2011年11月29日 オフロードアイテムレビュー    

[ アイテム紹介 ]

排ガス規制と加速騒音規制をクリアしつつ、高いオフロード走行性能を実現しているスーパートレールWR250R。トレールモデルのラインナップが減少している現在、消去法ではなく積極的にチョイスできる高性能モデルだが、その高性能とトレードオフになっているのが895㎜というシート高の高さだ。

 

写真/酒井一郎  レビュワー/堀田修

 

 

そこで20㎜シート高をダウンし、足着き性を改善してくれるローダウンシートがdBコーポレーションから発売されることになった。シートベースはノーマルシートを使用しているので、ガタつくことなくボルトオンで車体に取り付けでき、シート表皮もヤマハ純正品を使うことで水漏れの不安を解消。ノーマルシートのスリムな形状を維持しつつ、20㎜ダウンさせているのが大きな特徴だ。
さらにシート厚を薄くしたことによるクッション性低下は、ソルボというゲル素材を埋め込むことで解消。ソルボは衝撃吸収性にすぐれ、体圧を分散するので長距離移動や長時間のライディングで尻が痛くなりにくいという特性を発揮してくれる。

 

 

[ レビュー ]

テストライドは身長170㎝、体重61㎏の堀田修氏が担当。河川敷ダートをメインに、市街地走行も行ってもらった。「シートベースがノーマルシートなので、ボルト2本だけで簡単かつ確実に取り付けられるのがまずいいですね。またがってみると、確かにローダウンされているのが分かります。着座位置に内蔵されたソルボがお尻の形に合い、クッション性はノーマルシート以上です。ダート走行時でも振動を吸収してくれるのが体感でき、これなら長時間でもお尻が痛くなりにくいと思いました。
このクッション性のよさがあるのなら、シート幅はもう少しスリムにしてもいいのでは? とも思いました。このシートはノーマルシートのフォルムを採用しているので着座位置でワイド化されてはいないですが、もう少しだけスリム化すれば、ローダウンがさらに体感しやすくなりオフロードライディングでの安心感もより高まると思います。ただ、ツーリングに使うなら、この幅がベストだと思うので、これは僕の好みでしょうね」

 

 

[ アイテム詳細 ]

こちらはノーマルシート

 

ノーマルシートのフォルムを採用しているので幅は広くなっていない

 

ノーマルシートでも片足はベッタリ着いている

 

無理なく片足を着けるので上半身に余裕ができている

 

ノーマルートは両足つま先をギリギリ着ける状態

 

カカトまでは着けないが、ヒザに余裕ができているのが分かる

 

青い部分が医療品にも使用されるソルボ。座り心地を大幅に改善

 

 

[ 商品情報 ]

dB’s

WR250R/X 20mm ローダウンシートSH-2 ソルボ

価格/4万950円

重量/1400g(編集部実測値)

カラー/グレー/ブラック

素材/純正シートベース、純正シート表皮、ソルボ

 

 

[ お問合せ ]

ディービーコーポレーション

TEL/0538-37-7395

 

 

[記事提供]

ガルル編集部

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