掲載日:2012年06月12日 オフロードアイテムレビュー
ダートフリークから新発売されたこのズィーウィールは、アルミニウム7050 T6という素材を使用している。このアルミは負荷に耐え腐食に強いという特徴を持っていて、まさにホイールに最適な素材となっている。ノーマルホイールと同等の重さながら、強度は大幅に向上。リム打ちによる変形が少なくなるので、空気圧を落とした時のパンクを減少してくれるメリットがある。19→18インチ化もできるので、モトクロッサーをエンデューロ仕様にできるのも特徴だ。
[ レビュー ]
テストライドは内山裕太郎選手に依頼。マシンはWR450Fを使用し、JNCC第3戦ワイルドボア鈴蘭大会という実戦を通してテストしてもらった。「レース中は空気圧を落としていましたが、レース後にリムの変形はなく、しっかりした強度を確保していると思います。重さはノーマルと同程度ですが、硬すぎず柔らかすぎず適度なしなやかさがあり、乗り心地が悪化しなかったのもいいですね。
エンデューロやモトクロスといったレース用に開発されたホイールということですが、トレールマシンに装着してもいいと思います。ホイールの剛性がアップするので、サスの作動性がよくなったように感じられるはずですよ。
レース経験のある人なら分かると思いますが、ホイールも消耗品です。レーサーの純正ホイール以上の強度を持っていながら、価格は抑えられています。リプレイス用ホイールとしてコストパフォーマンスは抜群だと思います」と、高評価を下してくれた。適合車種が多く、それも使い勝手を高めてくれている。
[ アイテム詳細 ]
①ガレ場での岩へのヒットやジャンプの着地では、リム打ち(タイヤが押し潰されてホイールが地面と当たりそうな状態になること)することがある。これがホイールの変形を生じさせるのだが、そうした変形を防ぐ断面形状となっているのが特徴。エアバルブ穴1箇所、ビードストッパー穴1箇所が設定されている。
②WR450Fに装着した状態。内山選手が「足下が締まって見えるのでかっこいい」というブラックと、シルバーがラインナップされる。
③ロゴがデザインアクセントになっている。ホイールを組む作業は必要となるが、モトクロッサーからトレールまで幅広いラインナップはうれしい。ズィーウィールのサイトで要確認。
④純正で鉄ニップルを採用しているモデルは、別売のズィーウィールアルミニップルセットへの交換が必要となる。こちらはシルバーのみ。適合表は同じくサイトで確認。
[ ポイント ]
リム打ち変形を防ぎ、低空気圧時の安心感が高い
[ 製品情報 ]
メーカー/DIRTFREAK
販売元/ダートフリーク
製品名/Z WHEEL R50 リム
価格/フロント1万3,020円(シルバー)/1万4,070円(ブラック)、リヤ1万4,910円?1万5,540円(シルバー)/1万5,960円~1万6,590円(ブラック)、3,990円~4,515円(アルミニップルセット)
重量/1,550g(フロント21-1.60)、1,850g(リヤ18-2.15)、ニップル(100g)編集部実測値
カラー/シルバー、ブラック
サイズ/フロント21-1.60、リヤ18-2.15、19-1.85、19-2.15
素材/アルミニウムA7050 T6
[ お問い合わせ ]
TEL/0561-86-8301
[ 記事提供 ]
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