掲載日:2017年12月05日 オフロードアイテムレビュー
写真/楠堂亜希 レビュワー/櫻井伸樹
この靴下、まずなにがすごいって、肌触りがすごい。なんの知識もなければ、普通の、ややナイロンが多めに混交された靴下と思うほど自然な手触り感だ。それは履いてみても同様だ。ややシャリシャリ感はあるものの、よく伸びるストレッチ素材のため、履き心地はかなりいい。
そして、いよいよこの靴下の最大の特徴である防水性をテストしてみる。今回は、湯船に水を張り、靴下ごと入ってみた。ジャブジャブと入ったが、足はまったく濡れずに快適。普通の靴下を履いている感じなのに、足が濡れないのはなんだか不思議な感覚だ。この製品はアウター、防水皮膜、インナーの3層構造からなり、防水は中間のポレールメンブレンという防水皮膜が担っている。だから一番外側のアウターは完全に濡れてしまうが、内側はクールマックス素材のおかげでサラサラだ。さらには透湿性も高く、JIS規格によるテストをクリア。人間の平均的な足の発汗量を、透湿性が上回っているから、蒸れもかなり軽減してくれるのである。
これまでツーリング先で雨にあったことのないライダーは日本にはいないだろう。雨の多い日本では、必ずや雨天走行を強いられることになる。雨天の際はレインウエアを着るが、手や足まで防水を気にするライダーはまだまだ少ない。手は露出しているので比較的、乾きやすいが、足は靴と靴下までびっしょりと濡れてしまうと帰宅するまで不快なことが多い。そんな長年の悩みを払拭する究極の靴下が、このデックスシェルの防水ソックスだ。
[ SPECIFICATIONS ]
[ DETAILS ]
高い防水性もさることながら、そのストレッチ性も魅力。通常の靴下と遜色のないナチュラルな履き心地。
履き口はよりストレッチ性が高い。ここには防水被膜は入っていないので、ここより上に水が来ると浸水する。
裏地のアップ画像。隙間に見える白い素材が防水皮膜のポレールメンブレンという素材だろう。裏地は速乾性、吸湿性にすぐれ、抗菌効果もあるクールマックスを採用。
靴下が防水だと靴を選ばないのも利点。またこのようにサンダルと合わせれば、キャンプでも足を濡らすことがないのがいい。
湯船に水を張り、防水ソックスを履いて入ってみたが、素足が濡れることはなかった。使用の際は、防水ソックスの耐久性保持のため、普通の靴下をアンダーに履いたほうがいいだろう。
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