掲載日:2017年06月20日 オフロードアイテムレビュー
写真・レビュワー/櫻井伸樹
まずは設営から。本体を敷き、そこにメインフレームを立てる。ポールは、中央のクロスソケットを中心にすべてショックコードで繋がっているので、サクサクと組み立てが可能。本体のフックをポールにかけるだけでインナーが立ち上がる。あとはフライシートをかけ、ヒサシをポールで固定すればOKだ。ガイライン(引き綱)までしっかりと張ると全部で15本のペグを打つことになるが、初めて立ててもおよそ15分ほど。構造が単純なので、慣れてしまえば10分もかからないだろう。
このテントの一番の特徴はそのヒサシ。本体から1.45mも前にヒサシが伸びる。このヒサシが夏は日陰を作り、寒い季節は仲間とのミニ宴会場となり、もちろん雨の日はダイニングやレインウエアの着脱場となるわけだ。付属するポールで立ててもいいが、前にバイクを置き、ヒサシをひっかるとテント内から愛車が見え、じつに雰囲気がいい。ただ強風の日や、雨で地盤がゆるむ日はバイクが倒れる可能性もあるので避けたほうがいいだろう。
「風魔プラス1」は冒険家・風間深志氏がプロデュースするモーターサイクル用品メーカーだ。ラインナップされる製品には、海外ラリーや南極点到達など、数々の冒険旅から得たノウハウがフィードバックされているのが特徴だ。そんな同社から新作のテントが登場。それもかつてリリースされていた「RED HORIZONツーリングテント」の進化版であるという。さっそくバイクと一緒に実際に張ってチェックしてみた。
[ SPECIFICATIONS ]
[ DETAILS ]
内容全図。本体、フライシート、メインポール、サブポール2本、ガイライン6本、アルミペグ15本、収納袋。
直角に交差したクロスポールにより、本体の天井部は余裕の空間を実現。ドアパネルにはメッシュもあり、背面にもメッシュを装備するので、夏場は風通しがいい。
メインポールの中央にあるクロスソケット。この直角の交わりが、広い天井空間を作り出す。
本体はフックにより立ち上がるので、設営、撤収も簡単確実。
ヒサシの先には大きめのフックを装備。バイクを支柱にした場合、あらゆる場所にひっかけることができる。
収納サイズは径160×420mm。収納袋は少し大きめにできているので、収納の際も余裕があった。これは雨の日など、撤収に時間をかけたくない場合に有効。ちなみに、このテントは日本を代表するアウトドアメーカー「モンベル」が製造を担当。それだけにテントの耐久性や防水性など、その信頼性は折り紙付きだ。
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