掲載日:2016年08月31日 オフロードアイテムレビュー
写真/長谷川 徹 レビュワー/小川浩康
このタフスターは、リチウムバッテリーのなかでも最軽量・最小レベルの仕上がりになっている。そして、希硫酸などの液体も封入されていない。また、防水仕様となっているので雨天時の走行はもちろん、高圧洗浄機も安心して使用できる。だから、逆さにしても横倒しにしてもOK。つまり、どんな向きでも車体に取り付けでき、マディ走行にも対応。その後の洗車も心置きなくできるので、余剰スペースの少ないオフロードバイクに最適なバッテリーと言えるのだ。
そして、もうひとつの特徴が適合バッテリーの多さ。タフスターのラインナップは、消費電力24Whrのこの102型と、消費電力36Whrでひとまわり大きい103型となっていて、102型は24種類、103型は6種類の鉛バッテリーと置き換えられる。
さらにフィッティングパーツも同梱されているので、国産はもちろん、海外モデルにも対応できるというわけだ。自己放電率が低く、過充電・過放電も防ぐので、週末しか乗れないライダーにもオススメの長寿命バッテリーだ。
従来のバッテリーよりも高い出力密度を持っているリチウムポリマーバッテリーは、充電も早く、耐用年数も伸び、軽量というメリットがあり、シェアが急増。しかし、高温時やショートした際に爆発する危険性もあり、取り扱いが難しいという面もあった。そこで、鉛やリチウムポリマーよりも安全性が高いLiFePO4というリチウムがアメリカで開発されたのだ。このタフスターは、そのLiFePO4を使用したダートフリーク製バッテリーなのだ。
[ SPECIFICATIONS ]
[ DETAILS ]
バッテリー上部にはLEDインジケーターが付属。TESTボタンを押すだけでバッテリー残量がひと目で分かる。
大小さまざまなサイズのスポンジが同梱される。愛車のバッテリーケースに合わせたフィッティングが可能。
ホンダCRF125Fの純正バッテリー。ユアサ製YTX4L-BSで重量は約2,000g。
タフスター102型を装着したところ。重量は420gで、バッテリー本体のサイズも2/3くらい小さくなっている。スタートボタン一発で力強くセルが回り、始動性も良好。軽量化はハッキリとは体感できなかったが、たとえばXR250ような車体後方にバッテリーを搭載しているモデルなら、ハッキリと軽さが分かるだろう。
同じくダートフリークから2月発売予定のDRCタフネスチャージャー。鉛バッテリーにも使用可能。交流100V~ 240V、50/60Hz、直流14.2V、最大1A。価格は4,600円(税抜き)。また、ひとまわり大きな103型は価格1万2,800円(税抜き)となる。国産4メーカーのトレール&レーサー、KTM、フサベルに適合する。
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