掲載日:2015年06月19日 オフロードアイテムレビュー
写真/酒井 一郎 レビュワー/小林 直樹、栗原 守睦
ガエルネのトライアルブーツで定評のあるバランスシリーズ。トライアル競技での動きやすさを重視し、高い柔軟性を保ちつつプロテクション性能も有している。
日本総輸入元のジャペックスがプロデュースを担当した新作のバランス4を、本誌でおなじみのトライアルデモンストレーター・小林氏にテストしてもらった。
「バランスシリーズに共通する、足首の動かしやすさはやっぱりいいね。それと、シンプレートのフローティング化と、内装の厚みが増したこともあって足へのフィット感が高まってるよ。バランス3とブーツの重さは変わってないってことだけど、フィットしている分、軽く感じるね」
加えて、普段26.5cmのモトクロスブーツを履いているレビュワーもテストしてみた。同じ26.5cmでも同商品は若干タイト目な作りのため、ワンサイズ大きいモデルを選んでもいいだろう。
履いた瞬間から足に馴染み、新品とは思えないほど動きやすい。防水性も高く、一日中雨の降る中でライディングしても、足が濡れることはなかった。
イタリアのブーツメーカー・ガエルネ。現在もイタリア国内で職人の手作業により、堅牢なブーツを作り続けている。同社のトライアルブーツは履きやすく操作しやすいことから、ユーザーの支持も厚い。
今回取り上げる、3年ぶりにモデルチェンジが遂行されたバランス4は、ガエルネの日本総輸入元であるジャペックス主導によって作られたブーツだ。従来モデルのいいところは引き継ぎつつ、細かい部分までコダワリが詰まっている。
[ SPECIFICATIONS ]
[ DETAILS ]
スネ部分の保護プレートをブーツ本体から浮かすことで、ブーツが足の動きにより追従するようになった。プレート部は3段階で位置を変えられ、ふくらはぎの太いライダーにも対応する。
3段階でバックル位置を調整できる機構は前モデルから継承。バックルは一新され、よりスムーズな動きを実現。
ブーツの外側にヒールプロテクターを追加。足首の運動性能はしっかりと確保し、プロテクション性能とフィット感はアップした。
バランス3ではヒートガードはブーツ外側に配置されていたが、バランス4ではブーツの内側に内蔵。ヒートガードによる段差がなくなり、バイクとの一体感が高まった。ブーツ外装は合成皮革なので手入れも楽。雨のライディングで激しく泥で汚れたホワイトカラーのブーツも、簡単に洗うだけで新品同様の白さを取り戻した。
細かい溝が刻まれたタンクソール。ソールパターンは従来と同じ。
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