掲載日:2015年05月25日 オフロードアイテムレビュー
写真/酒井 一郎 レビュワー/櫻井 伸樹
このFR-10のデザインと機能はこれまでのコンデジの概念を覆すような奇抜なもの。最大の特徴はモニター部分とレンズ部分が分離できるということ。手っ取り早く何に使うかと言えば、まず自撮りが便利。レンズを手持ちで自分に向けてもモニタでアングルが確認できるから、きっちりと決まる。
このレンズとモニタはブルートゥースで通信され、モニターに表示できる最大通信距離はおよそ5m。しかもレンズは、平らな場所に安定して置くことができるので、たとえば集合写真を撮る際も離れた位置から操作ができるのだ。
FR-10での遊び方はまだまだこんなものじゃない。なんとレンズ側にもシャッターが付いているのだ。そしてこのわずか94gのレンズは、オプションなどを使用することで三脚はもちろん、ジャケットやヘルメットなどに装着して、ウエアラブルカメラとしても使えるのだ。
それにプラスして、Gショック譲りの耐衝撃、防塵、防水機能も持ちあわせるのだから我々ガルルマンにピッタリのハードな1台なのである。
スマホの圧倒的な普及により、ちょっとしたものはみんなスマホのカメラ機能で撮ってしまう時代。そのためコンパクトデジタルカメラ市場には激しいデフレが起き、現在もなお規模は縮小しつつあると聞く。このままコンデジはなくなってしまうのか。そんな現状に、新たなる機能でコンデジの楽しさを再認識させてくれるのが、このエクシリムFR-10だ。レンズとモニターが分離できるという斬新なアイディアは、コンデジ界の救世主となるか。
[ SPECIFICATIONS ]
[ DETAILS ]
モニタ側のロックボタンを押すとサクッと、レンズとモニタが別れる。
当然、このようにモニタとレンズバラバラで使用できるので自由度は大幅に上がるのだ。ちなみに本文下の写真は1脚にレンズを装着して、上から撮影したもの。このアングルが手中のモニタで確認できるのだからスゴイ。
これが購入時のセット内容。本体の他に、レンズのみを首から下げるストラップや、モニタを腰から下げるカラビナストラップ、三脚ナット、充電器などが付属する。
豊富なオプションパーツの数々。左から腕や、ヘルメット、頭に回すマルチアングルベルトセット(3500円)。ウエアに挟み込むマルチアングルクリップ(2500円)。三脚接続を容易にするトライポッドマウンター(2000円)
腕に回すベルトにレンズを装着した例。このカメラにはインターバル撮影機能やフルハイビジョン動画の撮影も可能なので、あらゆる走行シーンが撮れそうだ。
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