雨と寒風をシャットアウト。ライダーの使用状況を熟慮したインナージャケット

掲載日:2012年11月27日 オフロードアイテムレビュー    

これからの季節のライディングウエアには、防風性・防水性が求められる。しかし、高い防寒性はバイクを降りた後の歩行時や入店時に暑くなりすぎてしまう。その逆に、ツーリング時に予想以上に寒くなり、さらに防寒性を高めたくなることもある。ライダーにとっての寒い冬は、暑い時期以上にウエア内の温度調整が難しい季節なのだ。そうした温度調節を簡単にすることを狙って開発されたのが、このアールエスタイチ防水インナージャケットなのだ。

 

写真/酒井一郎 レビュワー/小川浩康

 

 

[ レビュー ]

テスト当日の最高気温は19℃。インナージャケットとして着用するには暖かい日だったので、アウタージャケットとして防風性をチェックしてみた。表地素材のナイロンは薄く仕上げられているが、これはインナーウエアとしての着用を想定したもの。アウタージャケットとしては心許ないかもしれないが、幹線道路を交通の流れに乗った状態では、走行風が体に直接当たらない防風性を体感できた。むしろこの薄さで、不意の雨でも雨宿りポイントまで移動できる防水性も備えていることに正直驚かされた。本来は防風性を高めるためのインナーウエアだが、防水性を持ちながらレインウエア然としたデザインになっていないので、バイクから降りた際のアウターウエアとしても着用しやすい。
しかし、最大の魅力に感じられたのは、こうした温度調節・レインウエアといった機能性をコンパクトに収納できることだ。使わない時にジャマにならないので、つねに携行しようという気になる。ライダーの使い勝手を考慮した作りだと思った。

 

 

[ アイテム詳細 ]

①表地素材のナイロンにはタイチのロゴとストライプパターンがプリントされている。ファスナー部分には前立てが付けられていて、防風性を高めている

 

②裏地はポリエステル製メッシュ生地が全面に装着されている。インナーウエアとして着用した際の蒸れを防ぎ、サラッとした着心地を提供してくれる

 

③収納サイズはタテ12cm×ヨコ20cm×厚み5cm。重さは260g。携帯電話と比較しても、それほど大きくないのが分かる。ウエストバッグにも収納できるサイズと重量で、携行性は抜群。

 

④⑤テスターは身長173cm。Mサイズを着用したところ。タイトな着用感はインナーウエアとしての使用を考慮しているからだ。

 

[ ポイント ]

確実な防風・防水性をコンパクトに携行できる

 

 

[ 製品情報 ]

メーカー/RS TAICHI

販売元/アールエスタイチ

製品名/防水インナージャケット

価格/5,775円

重量/260g

カラー/ブラック/レッド、ブラック/イエロー

サイズ/S、M、L、XL、XXL、3XL、4XL

素材/ナイロン、ポリエステル

 

 

[ お問い合わせ ]

アールエスタイチ

TEL/072-874-3268

 

 

[ 記事提供 ]

ガルル編集部

こちらの記事もおすすめです

この記事に関連するキーワード

新着記事

タグで検索