手に持ちやすく取りまわし性を向上する軽量で高品質なアルミ製スタックバーが登場

掲載日:2012年05月15日 オフロードアイテムレビュー    

プレミアム・オフロードスポーツというコンセプトで開発されたWR250Rは、スーパースポーツ「R1」をデザインモチーフに取り入れている。後方にいくにつれて切れ上がっていくリヤまわりは、そうした精悍なイメージを強調しているが、転倒時のマシン引き起こしで手をかけやすい場所がないという状況も生じてしまっている。そこで、リヤフェンダー上に装着するスタックバーを dB コーポレーションが開発。アルミ製で軽量かつ高品質なのも特徴になっている。

 

写真/酒井一郎 レビュワー/小川浩康

 

 

[ レビュー ]

このスタックバーを装着するには、リヤフェンダーに穴開け加工する必要があり、その作業を少し手間に感じてしまった。しかし、WR250R/X専用に開発されているので、取り付けステーやスタックバー自体の装着はまさにボルトオン。各パーツの装着位置を調整しながら作業するといったこともなく、取り付け作業は1時間程度で終了できた。

装着したスタックバーは手を入れやすく、確実にグリップすることができた。アルミ製らしいしっかりした剛性感があり、マシンの引き起こしは格段にやりやすくなったのが体感できた。

実測重量は750gだったが、ライディング時や引き起こし時に重量増は感じなかった。また、スタンディング走行で腰を引いてみても、スタックバーに体が当たることはなかった。このスタックバーに装着するキャリアやメディスン(救急)キットなどのアフターパーツも開発予定とのことなので、ツーリングライダーも旅先で使い勝手のよさを体感できるパーツと言えるだろう。

 

 

[ アイテム詳細 ]

①スタックバー構成パーツ一覧。スタックバーとリヤフェンダー上に装着するビレットアンカーは軽量かつ高剛性なアルミ製。サブフレームへの取り付けステーとなる黒いプレートはステンレス製となっている。

 

②まずはリヤフェンダーを車体から取りはずし、裏側に刻印された○マーク(車体後方寄り)に穴を開ける。穴は○と同じサイズに開ける。

 

③穴を開けたリヤフェンダーを車体に取り付け、ビレットアンカーを開けた穴に付属のボルトで装着する。ナンバープレートステーを社外パーツに変更している場合、このボルトの長さが足りなくなることがある。購入前に必ず確認すること。ノーマルのナンバープレートステーの場合は、確実にボルトオンできる。

 

④サブフレームにプレートを装着。ヘルメットホルダーを移設することができる。

 

⑤サイレンサー側にもプレートを装着。ビレットアンカーとプレートの間にスタックバーを装着すれば完成。各パーツがdBコーポレーションらしい高品質なのも特徴だ。

 

 

[ ポイント ]

取りまわし性を大幅に向上。質感もかなり高い

 

 

[ 製品情報 ]

メーカー/dB's

販売元/ディービーコーポレーション

製品名/WR250R/X スタックバー

価格/1万8,900円

重量/750g(編集部実測値)

素材/アルミ(バー&アンカーブロック)、ステンレスブラック(サブプレート)

 

 

[ お問い合わせ ]

ディービーコーポレーション

TEL/0538-37-7395

 

 

[ 記事提供 ]

ガルル編集部

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