掲載日:2011年10月18日 オフロードアイテムレビュー
DFGブランドからリアットブレイスに対応した軽量ブレストガードが登場。人間工学に基づいた形状と体の動きを妨げないフレックスシステムの採用で、動きやすく使い勝手がいいので広い用途で使用可能だ。
[ アイテム紹介 ]
転倒でライダーが致命傷を受けやすい部位の筆頭は頭部だが、第2位となるのは胸部だという。オフロード走行でもそれは当てはまり、転倒時にハンドルグリップが腹部に引っかかったり、ジャンプ着地に失敗してハンドルクランプやハンドルバーブレイスが胸部を直撃したりする事例が多く見受けられる。そうした怪我を防ぐためにブレストガードの着用率が高まっているが、装具への関心の高まりとともにネックブレイスの装着率も高まってきている。
ネックブレイスは首や頸椎へのダメージを軽減するのに有効な装具だが、このネックブレイスを装着するとブレストガードを併用できないというデメリットが生じてしまった。そこでネックブレイスと干渉しない形状を採用したブレストガードが開発され、DFGブランドからアクシスディフレクターとして発売されることになったのだ。ネックブレイスの中でもとくにリアット製ブレイスの装着に対応し、人間工学に基づいた形状とすることで体にフィットし、さらに体の動きを妨げないフレックスシステムも採用している。
[ レビュー ]
アウタータイプと比較すると肩まわりのプロテクション性が少ないのは否めないが、その代わりに肩の可動範囲が狭められず、軽量な作りと相まって、軽い着心地を提供してくれるのが特徴になっている。堅牢な装着感が好みのライダーは物足りなさを感じるかもしれないが、ひとつのブレストガードでコースライドと林道ツーリングをこなしたいレビュワーのようなライダーにとっては、体の動きをジャマせず、インナープロテクターとしても着用できる大仰すぎないスタイルのアクシスディフレクターは、最適のプロテクターだと感じられた。
リアットブレイスを装着してみると、アクシスディフレクターのくぼみとジャストフィットし、あたかもひとつのプロテクターになったような一体感が得られた。胸部と腹部のパネルが別々に動くフレックスシステムだが、ライディング中に動いているのは体感できなかった。しかし、ボディアクションの妨げになっている感じは一切なく、このスムーズな装着感がフレックスシステムの効果なのだろうと感じられた。
[ アイテム詳細 ]
①アクシスディフレクターはアダルトのワンサイズ設定だが、腹部ベルトでフィット調整できるので、よほど大柄なライダー以外は着用できるだろう
②軽量・薄型にデザインされているのでインナープロテクターとしても重用できる。林道ツーリングにも使いやすい
③胸と背中にくぼみを設けることで、リアットブレイスと完璧にフィットする。自然な装着感が得られるのでストレスフリーでライディングに集中できるのがメリット
④体の動きに合わせて胸部と腹部が別々に動いているのが分かる。体の動きを妨げないず、軽い装着感も与えてくれる。これが安心感になる
⑤プロテクションパッドは通気性も考慮した形状になっている
[ 商品情報 ]
DFG
AXIS DEFLECTOR
価格/1万6800円
重量/650g(編集部実測値)
カラー/ホワイト/ブラック、ブラック/シルバー
サイズ/アダルト
素材/プラスチック
[ お問合せ ]
TEL/0561-86-8301
[記事提供]
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