

掲載日:2013年11月13日 試乗インプレ・レビュー
インプレッション/辻 健二郎 まとめ/ダートライド編集部 写真/佐藤 春道 取材協力/ウエストポイント
左フォークにダンパーアッシー、右フォークにスプリングを搭載する、左右のフォークで別々の機能を持つセパレート・ファンクション・フロントフォーク(SFF)を採用。フォーク内部の構成部品を減らす事で、フリクションが低減しスムーズな作動となり、またダンパーの大径化による確実な減衰性能の発揮も可能となる。
排土性、放熱性に優れる異径タイプのディスクローターを採用。フォークガードは下部まで保護された形状のものとなる。
クラッチレバー根本は、プレートが走行中に加熱しフィーリングが変わった時の調整用に、大型で回しやすいダイヤルが装備される。
エッジの効いたエクステリアとなり、レーサーのイメージをより際立たせるデザインとなっている。フロントゼッケンにはエア抜きのホールが設けられる。
5速になるトランスミッションは、最適化されたシフトカム形状により、スムーズで確実なシフトチェンジを実現する、と公表されている。
リアサスペンションは、エンジン性能とフロントフォークの性能に最適化されている。軽快で確実なハンドリング特性に貢献し、幅広いレベルのライダーに向けた適切なセッティングが可能。プログレッシブなリンクレバー比を採用し、高い作動性、吸収性を誇る。
リアブレーキは、マスターシリンダーとリザーバーが一体型のものになる。ディスクローターはフロント同様、異径タイプ。サイドゼッケンの2トーンはパーツとしては1つになる。
ハンドルは標準でレンサル製のファットバータイプを採用する。ハンドル右にはホットスターターレバーを備える。
量産車のレーサーとしては珍しいアルミ製のタンクを装備。FI化が関係し、同じ時期から採用。液圧成形と溶接で構成される。
RM-Z250はクリーナーボックスとインジェクターを繋ぐ部分が大きく張り出すかたちになる。この形状はRM-Z450とは異なる。
エンジンハンガーがフレームの奥まった位置にあるのもRM-Z250の特徴。2枚の薄いプレートで保持される。やはり、RM-Z450とは異なる。
リアスイングアームは、構造は発表されていないが丸みを帯びていないシャープな造形となる。
シートは、2トーンになり、それぞれで表面フィニッシュが異なる素材が使われる。
RM-Z250の採用するSFFは他社と同じショーワ製だが、トップキャップがレッドアルマイトされたものとなる。こちらは厚側減衰力が調整出来る。
右側フォークトップにはゴールドに陽極酸化処理されたスプリング・プリロード(初期荷重)のアジャスターが備わる。この処理もRM-Z250の特徴。
ラジエーターに空気をより当てるためか、フロントフェンダーの後ろ側に左右で細いスリットが入る。
RM-Z250のイエローとブラックの2トーンで構成される樹脂パーツは、2つのそれぞれ異なるパーツを特殊な製法で合わせ1ピースにしている。
2トーンパーツを表面から見たところ。一見すると1つのパーツに見えるよう、きれいに処理されている。
愛車を売却して乗換しませんか?
2つの売却方法から選択可能!