

掲載日:2013年10月11日 試乗インプレ・レビュー
インプレッション/辻 健二郎 まとめ/ダートライド編集部 写真/佐藤 春道 取材協力/ウエストポイント
フロントサスペンションは、左右フロントフォークのメインスプリングをコイルの代わりに空気ばねを使用するKYB製のニューマチックスプリングフォーク(PSF)を採用。
フォーク上端部にはコンプレッションの調整ダイヤルと、空気を入れるための弁(写真手前)が用意される。
空気弁のキャップを外し、専用のアダプターを介して小型の手押しポンプで空気を入れていく。空気調整は左右それぞれで可能。
別売のKX FI キャリブレーションキットを使うことでエンジン特性をたいへん細かく調整出来る。細かな調整というライダーには新しい次元が求められる事になる。
フットペグは、スタンダードポジションに加え、5mm下へ変更が可能になっている。全体の重心位置が下がる事で車体安定性が高まる効果があるという。
リアサスペンションにはユニトラック・フルアジャスタブルサスペンションを装備。圧縮側の減衰力は、高速、低速の二系統をそれぞれ独立して調整が可能。
性能には関係ないが、各部の細かなパーツにブルーアルマイトをパーツを使い、ファクトリーマシンに似た雰囲気を漂わせる配慮もなされている。
KX450Fも250cc同様、ノーマルは右サイドゼッケンのエア採り入れ口は塞がれている。持ち手として調度よい位置になる。
250ccとはやや形状が異なるエンジン下部をガードするプラスチックパーツは、右側のみに備わる仕様となる。
ハンドルクランプの取り付け位置を2箇所から選べ、さらにクランプ前後の向きを入れ替えることで、ハンドルポジションを前後4段階に調整が可能。ハンドルバーはレンサル製を採用。
“ファクトリースタイル”とメーカーでは表現するペタルブレーキディスクを前後に装備。フロント側のマスターシリンダーにはプッシュロッド式を採用することで、優れたコントロール性を発揮する。
軽量でスリムな新型アルミニウムフレームに加え、より小型化されたボディーワークや短いフューエルタンクとあわせ、先鋭的なエクステリアとなっている。
スタート時に効果的な、ローンチコントロールモードを搭載。ハンドルバーに取り付けられたボタンを押すだけで、滑りやすい路面でのスタート時に最適な専用エンジンマップへと切り替えられる。
クラッチレバー根本は、走行中にフィーリングが変わった時の調整用に、大型で回しやすいダイヤルが装備される。
ヘッドチューブ右側面に、エンジンマッピングの変更が素早く簡単に出来るDFIカプラーを装備する。3種のカプラーを差し替えることで、標準、ハード、ソフトと、異なる路面コンディションに合わせたFIセッティングが選択可能。
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