オフロードバイクを知ろう!

オフロードバイクを知ろう!

掲載日:2009年08月28日 バイク購入ガイド        件のユーザーレビュー

オフロードバイクとはすなわち道をえらばない万能選手だ

オフロードバイク、俗に言う「オフ車」は、アスファルトの上だけでなく、むしろ未舗装路でこそ本領を発揮するバイクです。固く締まったダートや柔らかい砂の上、泥の上や大きな石がゴロゴロしているような場所など、道を選ばずどこまでも行けてしまう、オールマイティな性能を持っています。楽しみ方もライダーの趣味嗜好によってさまざま。よりアクティブな走行で汗を流したり、自然の中をのんびりトレッキングするのもいい。国境を越え、地平線に向かって大地を走破するという冒険心を掻き立ててくれるのもオフロードバイクならでは。このマシンで楽しめるフィールドは、とても広いのです。

 

やっぱり林道。日本全国津々浦々、日本の四季を間近に感じながら、狭い山間の道をトコトコ走る(=トレール)。林道ツーリングは軽量級のオフロードバイクにおまかせ。
起伏に富んだラフなコースを思いっきり走る。そもそも凸凹な地面の上を走るバイクだから、オフロードコースが楽しくないわけがない。クローズドコースは最高の遊び場だ。
オフ車のなかでも競技志向で特徴的なスタイルのトライアル車。一般道では正直使いづらいけど、ケモノ道をトコトコ走ったり、障害物を乗り越える遊びならこれが一番。
大排気量のエンデューロマシンで国境を越える。砂漠や草原を駆け抜け、山脈を横断し、苛酷な自然環境に身を投じる…なんて大冒険も、オフロードバイクなら夢じゃない。

オフロードを走るためのマシン小?大型まで基本的な構造は同じ

<長いストロークとしっかりと踏ん張るサスペンション(いわゆる足長バイク)が最大の特徴といえるでしょう。背が高いから見晴らしもよく、その視界の広さはライダーの安心感にもつながります。反面、その車高はロードバイクよりも高く、またがるにも難ありなのも事実です。足つき性が不安で、最初から抵抗を感じるライダーも少なくないでしょう。
排気量では、それこそ50ccの原付クラスからオーバーリッタークラスの大型バイクまで、走行フィールドにあわせて幅広いモデルが存在します。いずれもより軽量で頑丈なつくりを目指しており、ハードな使い方をしても簡単には壊れないボディを備えています。だから荒れた道でもへっちゃら。さらに飛んだり跳ねたりもできるファンビークル、それがオフロードバイクなのです。

 

走るシチュエーションによってはタイヤが地面や水面などに深く沈んでしまうこともある。そんなときでも走り続けられるよう、長いストロークのサスペンションが必要なのだ。
贅肉をそぎ落としたスリムなボディとシンプルな装備は、もちろん未舗装路を走るための割り切ったつくり。飛んだり跳ねたり、ときには持ち上げたり…軽いことはいいことだ。
オフロードではバイクが倒れるなんて当たり前。程度にもよるが、軽い転倒ならまったく問題なし。何度転んでもまた走る。だから車体には高い耐久性が備えられている。
バイクはタイヤのグリップが命。少しでも地面を捉えられるよう、オフロード用バイクにはでこぼした大きいブロックタイヤを装備する。舗装路重視のトレールタイヤもあり。

オフロードの醍醐味

タイヤが滑ったり起伏に振り回されたり、車体が不安定なのが当たり前のオフロードでは、最初から走る・曲がる・止まるという基本動作もままならないもの。それがマシン操作を少しずつ覚えていき、できなかったことができるようになると、もっと上達したくなる。そこが楽しいのだ。慣れないうちはそれほど速度も出さないので、意外と大怪我は少ない。

機能装備としては、最低でも足首を守るハードブーツや、バイザーのついたオフロードヘルメット、汗をかいても曇りにくいゴーグルは欲しいところ。よりアクティブに攻めるなら、肘や膝、脊椎・背中・胸部を守るボディプロテクターなどが重要。グラフィカルなウェアやバイクに貼るステッカーなどは、ストリートで映えるものが人気となっている。

大排気量のエンデューロマシンに跨って、オンロードでもオフロードでも広大な大地を豪快に、長い距離を荷物満載で走る。そんなふうに、旅や冒険のパートナーとしての頼もしさは大きな魅力。冒険が無理でも、巨大なエンデューロマシンを持っていることでイマジネーションが広がり、少し乗っただけでも心が満たされる、そんな楽しみ方もいいだろう。

モトクロスやトライアル、エンデューロやヒルクライムなど、オフロードバイクはコンペティティブなマシンとして、いろいろな種類のレースで活躍している。全身を使ってマシンをコントロールするのはとてもハードなことだし、またそれにチャレンジすることは立派なスポーツだ。モータースポーツとしての醍醐味はここにもあるのだ。

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