掲載日:2015年01月23日 バイク購入ガイド 件のユーザーレビュー
文/田宮 徹
2015年、ハスクバーナの現行エンデューロシリーズのうち、4ストロークシリーズの最小排気量となるのが、249.91cc水冷単気筒エンジンを搭載した『FE250』だ。
新生ハスクバーナのエンデューロ系は、KTMをベースとした2014年型のフサベルが基礎となっている。つまり2014年型のハスクバーナのエンデューロはKTMがベースだ。2015年型はこれの各部を改良したものとなる。KTMとハスクバーナのエンデューロ系における主な違いとしては、まずリアサスペンションが、KTMのエンデューロモデルはリンクレス方式採用に対し、ハスクバーナは全車がリンク式。メーカーはKTMと同じくWP製だが、前後とも仕様が異なり、フロントフォークにはKTMの上位機種が使う“4CS”が採用される。またサブフレームは、KTMが一般的なアルミ製に対して、ハスクバーナは全車がポリアミド繊維の樹脂製。これを採用する主なメリットとしては、変形のリスクを減らし、補器類などをマウントするステーなどを簡単に成型できることが挙げられる。また、外装類のデザインも専用化されている。そして2015年型のFE250は、樹脂製サブフレームの強度が向上し、より精度もアップ。ヘッドライトはひと目でハスクバーナとわかる個性的なデザインとなり、トリプルクランプやフロントフェンダー、ハンドガードなどのデザインも刷新された。
FE250のコンパクトなDOHC 4バルブエンジンはセルでスタートが可能。パワフルなだけでなく、コントローラブルな特性も誇る。ホイールサイズは、エンデューロ系では定番の前後21/18インチ。装備は充実していて購入直後からレースに参戦できるのも魅力だが、一方で、保安部品が付属するので公道用として遊べるのもうれしい。
ハスクバーナFE250のベースとなったモデル。2015年型ではクラッチバスケットが軽量化され、リベットのない鍛造スチール製パーツを採用。6速はハイギアード化された。
2ストローク124cc水冷単気筒エンジンを搭載した、前後21/18インチホイールのエンデューロモデル。キックスタートだが4ストローク250ccよりも軽い車体が最大の武器。
125EXCをベースに軽量な車体のまま水冷2ストローク単気筒エンジンの排気量を193ccにアップしたモデル。ハスクバーナにはない仕様で、軽さとパワーのバランスが魅力。
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