
モトクロス世界選手権を元にした海外で人気のゲームが2作目にして日本初上陸。現在活躍中の選手、マシン、コースなど“リアル”にこだわったMXGP2。日本語監修は成田亮選手が担当!現役ライダーもうなる再現度とは?
世界中のモトクロスファンから支持を集めた、オフロードバイクレースゲーム「MXGP」。内容も大幅にアップし、よりリアリティを増した「MXGP2」がついに日本国内でも発売となる。モトクロス世界選手権(MXGP)が公認する唯一のゲームであり、選手、車両、コースは実在するものが登場する。その日本語監修をTEAM HRCから全日本モトクロス選手権に参戦する成田亮選手が担当。プロライダーから見たMXGP2の魅力を聞いた。
編集部:私も実際にプレイしたのですが、映像がキレイで実際にレース映像を見ているようですね。監修したとあって成田さんはビシっと走っているのに、私はコーナーもフラフラしっぱなしでした。
成田選手:アクセル操作だけで走ろうとしていませんか? モトクロスではアクセル全開で、クラッチと前後のブレーキで速度を調整するんです。このゲームでもその走りかたをすると安定しますよ。バイクの動きやライダーの動きがリアルなので、バイクをライディングするときの操作やライン取りをイメージしたほうがうまく走れると思います。
編集部:具体的にどんなところが実際のライディングに近いんでしょうか?
成田選手:コーナリングでのクラッチの使いかたですね。レースではコーナー立ち上がりでパワーが欲しいから、半クラッチでエンジン回転数を上げて勢いよく加速していくんです。ゲームでもこのクラッチの使いかたが加速を左右します。周回を重ねるとワダチが深くなるところもリアルですね。
編集部:各地のコースが収録されていますが、その作り込みはどうでしょう?
成田選手:タイのコースを走ったことがありますが、その時のことを思いだしますね。収録データは15年の世界モトクロス選手権のものなので、スポーツランドSUGOが入ってないのがちょっと残念でした。
編集部:世界選手権が日本でまた開催してくれたらいいですよね。
成田選手:そうですね。まずはこのMXGP2でモトクロスの楽しさを知ってもらって、実際にレース会場にも足を運んでもらえたらと思います。
編集部:全日本モトクロス選手権V11目指してがんばってください。今日はありがとうございました。
成田選手:ありがとうございました。