カワサキ KXシリーズの2015年モデルが登場

掲載日:2014年07月02日 エクストリームモトクロス    

リリース/カワサキモータースジャパン

2015 EARLY-RELEASE NEW MODELS

カワサキ KXシリーズの2015年モデルが登場

カワサキのモトクロスレーサー、KXシリーズの2015年モデルが発表となった。大きなトピックスは、KX450Fのフロントサスペンションにショーワ製の新型、SFF-Air TACが採用されたことだ。主力であるKX250Fも少変更ながら戦闘力の向上に繋がる変更を受けている。ミニモトはほぼグラフィック変更に留まった。発売日はすべて、2014年8月1日予定。

カワサキ KX450F

KX450F 価格/83万8,000円(税抜)

 

「中級レベルのライダーからエキスパートライダーまで、表彰台の頂点に立たせる」というKXの設計概念は、KXブランドをこの世に送り出し40年以上経った今でも揺るぎません。32度に及ぶAMAのタイトル獲得の事実は、どのメーカーをも凌駕するKXの真の実力を証明しています。2015年モデルでは最先端のテクノロジーや業界初採用の機構を搭載した高性能のエンジンにチューニングを加えさらなる進化を遂げました。

 

■2014年モデルからの変更点

・カラー&グラフィックの変更。

・フロントフォークにショーワ製SFF-Air TACを採用。軽量、容易なアジャストなど多数の利点を持つ。

・リアサスペンションのバルブセッティングを変更。安定性を向上。

・圧縮比を変更(12.5:1⇒12.8:1)し、高回転時のエンジン機能を向上。

・ECUのセッティングを変更し、点火タイミングを最適化。

・大径270mmのペタルディスク(フロント)を採用、ブレーキ性能が向上し見た目もスポーティに。

 

KX450FはショーワのSFF(セパレートファンクションフロントフォーク)-エアTAC(トリプルエアチャンバー)を備えている。このワークスタイプのフォークは非常に軽量で優れた安定性に加え、ハイスピード時に優れた吸収性能を発揮する。エキスパートライダーにもハイレベルなセッティングが可能になっている。

KX450FはショーワのSFF(セパレートファンクションフロントフォーク)-エアTAC(トリプルエアチャンバー)を備えている。このワークスタイプのフォークは非常に軽量で優れた安定性に加え、ハイスピード時に優れた吸収性能を発揮する。エキスパートライダーにもハイレベルなセッティングが可能になっている。

 

減衰力と衝撃吸収力をそれぞれ分担したフォークで、左側がダンバーアッセンブリー、右側がニューマチックスプリング構造。この組み合わせは、従来のタイプでは実現することが困難であったスムーズな作動と最適な減衰性能の両立を実現している。

減衰力と衝撃吸収力をそれぞれ分担したフォークで、左側がダンバーアッセンブリー、右側がニューマチックスプリング構造。この組み合わせは、従来のタイプでは実現することが困難であったスムーズな作動と最適な減衰性能の両立を実現している。

SFF-Air-TACは従来のコイルスプリングの代わりに空気で満たされたトリプルチャンバーがスプリングの役割を果たす。TACの空気圧の変更範囲は、従来のフォークではオプションスプリングに変更しなければならないところもカバーできるようになった。バランスチャンバーはプリロードのセッティングが可能。

SFF-Air-TACは従来のコイルスプリングの代わりに空気で満たされたトリプルチャンバーがスプリングの役割を果たす。TACの空気圧の変更範囲は、従来のフォークではオプションスプリングに変更しなければならないところもカバーできるようになった。バランスチャンバーはプリロードのセッティングが可能。

平均900kPa(530-1,400kPaレンジ)のバランスチャンバーは、反力を提供し、乗り心地を確保する。フォークが無付加時、インナーチャンバーの圧力は最小であり、その状態ではバランスチャンバーの圧力は最大である。フォークがフルボトム時はインナーチャンバーの圧力は最大であり、バランスチャンバーは逆に最小となる。

平均900kPa(530-1,400kPaレンジ)のバランスチャンバーは、反力を提供し、乗り心地を確保する。フォークが無付加時、インナーチャンバーの圧力は最小であり、その状態ではバランスチャンバーの圧力は最大である。フォークがフルボトム時はインナーチャンバーの圧力は最大であり、バランスチャンバーは逆に最小となる。

カワサキ KX250F

KX250F 価格/70万円(税抜)

 

「中級レベルのライダーからエキスパートライダーまで、表彰台の頂点に立たせる」というKXの設計概念は、KXブランドをこの世に送り出し40年以上経った今でも揺るぎません。32度に及ぶAMAのタイトル獲得の事実は、どのメーカーをも凌駕するKXの真の実力を証明。世界初のデュアルインジェクションシステムやダイレクトな吸気流入、そしてレース活動で培ったチューニングやブリッジドボトムピストン、ローンチコントロールモードなどの高性能パーツにより、高出力とスムーズなパワーデリバリーを実現しています。2015モデルでは高い評価をいただいてきたエンジンやシャーシを含む各所へ改良を加え、更なる進化を遂げました。

 

■2014年モデルからの変更点

・カラー&グラフィックの変更。

・ダウンストリームインジェクターの噴射角を変更し低中速回転時のパワーとレスポンスが向上。

・大径270mmのペタルディスク(フロント)を採用、ブレーキ性能が向上し見た目もスポーティに。

・調整可能なフットレスト。ライダーの好みに合わせて2種類のポジションを選択可能。

・調整可能なハンドルポジション。ハンドルバーの位置を4段階調整可能。(調整範囲35mm)

・フロントフォーク(SFF Type2)のバルブセッティングを変更。ハンドリングと安定性が向上。

・リアサスペンションの減衰力のセッティングを変更。ハンドリングと安定性が向上。

・フロントとリヤの車軸をそれぞれ約31gと約32g軽量化。

SFF Type2

SFF Type2

大径270mmペタルディスク

大径270mmペタルディスク

 

KX450F 主要諸元

全長x全幅x全高 2,195mm×820mm×1,275mm
軸間距離 1,495mm
最低地上高 340mm
シート高 960mm
キャスター/トレール 27.9°/120mm
エンジン種類/弁方式 水冷4ストローク単気筒/DOHC4バルブ
総排気量 449cm3
内径x行程/圧縮比 96.0mm×62.1mm/12.8:1
始動方式 プライマリーキック
点火方式 デジタル DC-CDI
潤滑方式 セミ・ドライサンプ
燃料供給方式 フューエルインジェクション KEIHIN 43mm
トランスミッション形式 常噛5段リターン
クラッチ形式 湿式多板
一次減速比/二次減速比 2.727(60/22)/3.846(50/13)
懸架方式 前 テレスコピック(倒立・インナーチューブ径49mm)
後 スイングアーム(ニューユニ・トラック)
タイヤサイズ 前 80/100-21 51M
後 120/80-19 63M
ブレーキ形式 前 シングルディスク270mm(外径)
後 シングルディスク240mm(外径)
車両重量 112.1kg
燃料タンク容量 6.2 L
乗車定員 1名
カラー ライムグリーン(LIM)

KX250F 主要諸元

全長x全幅x全高 2,170mm×820mm×1,270mm
軸間距離 1,475mm
最低地上高 330mm
シート高 945mm
キャスター/トレール 28.7°/126.4mm
エンジン種類/弁方式 水冷4ストローク単気筒/DOHC4バルブ
総排気量 249cm3
内径x行程/圧縮比 77.0mm×53.6mm/13.8:1
始動方式 プライマリーキック
点火方式 デジタル DC-CDI
潤滑方式 セミ・ドライサンプ
燃料供給方式 フューエルインジェクション KEIHIN 43mm
トランスミッション形式 常噛5段リターン
クラッチ形式 湿式多板
一次減速比/二次減速比 3.350(67/20)/3.846(50/13)
懸架方式 前 テレスコピック(倒立・インナーチューブ径48mm)
後 スイングアーム(ニューユニ・トラック)
タイヤサイズ 前 80/100-21 51M
後 1100/90-19 57M
ブレーキ形式 前 シングルディスク270mm(外径)
後 シングルディスク240mm(外径)
車両重量 106.2kg
燃料タンク容量 6.1 L
乗車定員 1名
カラー ライムグリーン(LIM)

 

 

 

カワサキ KX85-II

KX85-II 価格/35万2,000円(税抜)

 

カワサキ KX85

KX85 価格/33万2,000円(税抜)

 

KX85・KX85-IIは、今日のトップライダーの多くが登竜門のマシンとして選ばれてきました。カワサキは40年前にKXブランドを打ち立てた時から変わっていない「表彰台のトップにライダーを送り込む」という、設計概念で、常に優れたバイクを送り出しています。素晴らしい出力のエンジンに性能を進化させたシャーシ、凹凸を無くし空力特性を向上させたボディデザイン。これらを兼ね備えたKX85・KX85-IIなら、集団を抜け出し、トップに出ることができるはずです。

 

■2014年モデルからの変更点

・カラー&グラフィックの変更。

・キックスターターの材質を変更し耐久性が向上。

 

 

カワサキ KX65

KX65 価格/28万2,000円(税抜)

 

6速ミッションを装備した本格的なキッズモトクロッサーKX65。上級モデルのスタイルをそのまま凝縮したアグレッシブなデザインと高い走破性は、多くのキッズライダーたちから高い評価をいただいています。高い信頼性と耐久性を持つ排気量64cm3の2ストロークピストンリードバルブ単気筒エンジンは、パンチのある高回転域でのパワー特性と扱いやすさを両立。また、ハードな走行にも耐えられるよう、車体には本格的なセミダブルクレードルフレームや、伸側減衰力の調整機構を持つ前後サスペンションを採用しています。2015年モデルでは、上級モデルと同イメージのカラー&グラフィックを採用。その本格的なスタイリングをさらに引き締めています。

 

■2014年モデルからの変更点

・カラー&グラフィックの変更

 

KX85-II 主要諸元

全長x全幅x全高 1,920mm×765mm×1,150m
軸間距離 1,310mm
最低地上高 330mm
シート高 870mm
キャスター/トレール 29°/108mm
エンジン種類/弁方式 水冷2ストローク単気筒/ピストンリードバルブ
総排気量 84cm3
内径x行程/圧縮比 48.5mm×45.8mm/10.9:1(低回転時)・9.0:1(高回転時)
始動方式 プライマリーキック
点火方式 CDI
潤滑方式 混合(32:1)
燃料供給方式 キャブレター KEIHIN PWK28
トランスミッション形式 常噛6段リターン
クラッチ形式 湿式多板
一次減速比/二次減速比 3.400(68/2)/3.923(51/13)
懸架方式 前 テレスコピック(倒立・インナーチューブ径36mm)
後 スイングアーム(ユニ・トラック)
タイヤサイズ 前 70/100-19 42M
後 90/100-16 52M
ブレーキ形式 前 シングルディスク220mm(外径)
後 シングルディスク184mm(外径)
車両重量 77kg
燃料タンク容量 5.0L
乗車定員 1名
カラー ライムグリーン(LIM)

KX85 主要諸元

全長x全幅x全高 1,830mm×765mm×1,100mm
軸間距離 1,265mm
最低地上高 290mm
シート高 830mm
キャスター/トレール 29°/97mm
エンジン種類/弁方式 水冷2ストローク単気筒/ピストンリードバルブ
総排気量 84cm3
内径x行程/圧縮比 48.5mm×45.8mm/10.9:1(低回転時)・9.0:1(高回転時)
始動方式 プライマリーキック
点火方式 CDI
潤滑方式 混合(32:1)
燃料供給方式 キャブレター KEIHIN PWK28
トランスミッション形式 常噛6段リターン
クラッチ形式 湿式多板
一次減速比/二次減速比 3.400(68/20)/3.571(50/14)
懸架方式 前 テレスコピック(倒立・インナーチューブ径36mm)
後 スイングアーム(ユニ・トラック)
タイヤサイズ 前 70/100-17 40M
後 90/100-14 49M
ブレーキ形式 前 シングルディスク220mm(外径)
後 シングルディスク184mm(外径)
車両重量 75kg
燃料タンク容量 5.0L
乗車定員 1名
カラー ライムグリーン(LIM)

KX85 主要諸元

全長x全幅x全高 1,590mm×760mm×955mm
軸間距離 1,120mm
最低地上高 305mm
シート高 760mm
キャスター/トレール 27.0°/60mm
エンジン種類/弁方式 水冷2ストローク単気筒/ピストンリードバルブ
総排気量 64cm3
内径x行程/圧縮比 44.5mm×41.6mm / 8.4:1
始動方式 プライマリーキック
点火方式 CDI
潤滑方式 混合(32:1)
燃料供給方式 キャブレター MIKUNI VM24SS
トランスミッション形式 常噛6段リターン
クラッチ形式 湿式多板
一次減速比/二次減速比 3.500(77/22)/3.615(47/13)
懸架方式 前 テレスコピック(倒立・インナーチューブ径33mm)
後 スイングアーム(ユニ・トラック)
タイヤサイズ 前 60/100-14 30M
後 80/100-12 41M
ブレーキ形式 前 シングルディスク180mm(外径)
後 シングルディスク180mm(外径)
車両重量 60kg
燃料タンク容量 3.8L
乗車定員 1名
カラー ライムグリーン(LIM)

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