掲載日:2018年12月17日 バイク動画
動画・写真・文/太田 潤(萬指南処:塾長)
洗車後に必ず行う注油ポイント(ステップやスタンドの可動部、レバーやペダルの擦動部)以外にもたまに実施したい注油ポイントとグリス交換の方法を紹介する動画です。
また今回は減摩剤として有名な「ベルハンマー」を安価なグリスに混ぜて使うことで、操作を少しでも軽くする作戦を試みていますが、これはイタズラ程度のことなので大きな効果は期待しないようにお願い致します。しかし長年この部分のメンテ(グリス交換)をしていない車両の場合は劇的変化が期待できるかもしれません。
ベルハンマーを製造しているメーカーから「ベルハンマー・グリス」という製品も販売されていますが、メーカーのコメントでは「他の油脂類に混ぜて使っても問題ない」という事なのでやってみました。動画ではウレアグリスに混ぜていますが、シリコングリスでも問題ないと思います(モデルにしたCB1100にはゴムのOリングがあったのでシリコングリスの方が良かったかもしれません)。
もちろんベルハンマー等の減摩剤を使わず、ウレアやシリコングリスだけを使って交換してもレバーやペダルの動きがよくなり、錆(最悪の場合は固着)の発生が防止できるので実施することをおススメします。
バイクを屋外保管している場合は1年毎が理想ですが、屋内保管の場合はメンテナンスサイクルはグンと伸び(数年に1度でOK)ます。尚、今回はブレーキペダルに注油はしていませんが、余力が有れば実施されると良いでしょう。
左右のクラッチ、ブレーキレバーとチェンジペダルに注油しましたが、映像のグリスの量では足りませんでした。この2倍は必要だと思います。
レバ-の支柱には下側にロックナットがあるので、強く締めこむ必要はありません(ロックナットは確実に締めてください)。
CB1100にはOリングが装着されていました。溝が有るほうが内側になりますので向きに注意してください。また動画では通しボルト側にOリングを装着してから取り付けていますが、先に筒側に取り付けてから固定するほうが、Oリングがはみ出さずに良いと思います。
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