掲載日:2018年11月19日 バイク動画
動画・写真・文/太田 潤(萬指南処:塾長)
今回は大型バイクに多く採用されている油圧クラッチのフルードを交換する動画です。クラッチフルードはブレーキフルードほど神経質になる必要は無いと思いますが、フルードが共用出来るのでブレーキフルード交換と同時にクラッチフルードも交換してしまいましょう。今回の作業にはCB1100 ABSを使用しました。
交換用のブレーキフルードを購入すると500ml缶が多いので、ブレーキだけでは余るのが普通ですからブレーキフルード交換と同時にクラッチフルードも交換すれば購入したフルードの無駄も無くなり、リザーブタンクの小窓から見えるフルードもキレイになって精神的にもサッパリするので、ブレーキフルード交換と同じタイミングで交換することをおススメいたします(ショップに依頼する場合は別料金になります)。
クラッチフルードはブレーキのように高温に晒されることは無いので、エア噛みなどは発生し難いのですが、長年放置すると真っ黒に変色しクラッチマスターやスレイブ側のゴム部品に悪影響を及ぼし、クラッチが切れなくなったりフルード漏れなどが発生します。愛車を長持ちさせる(交換部品の延命など)ためにもブレーキフルードと同じタイミングで交換しておきましょう。やってみればブレーキフルード交換よりも簡単ですよ。
使用する道具はブレーキフルード交換と同じですが、新たに10mmのメガネレンチ(8mm-10mmのコンビメガネが有ればカンペキ)と5mmの6角レンチが必要になります。更に詳しくはブレーキフルード交換(フロント編)をご覧ください。
油脂類交換の法則は「先ず給油側が開くか? を確認」です。最初にクラッチマスターのリザーブタンク蓋にある+ネジが緩むか、を確認してください。ネジを舐めやすいので注意!
クラッチレリーズにあるブリュードスクリューは10mm(CB1100の場合)です。
ここは5mmの6角レンチを使って取り外します。締め付け時は締め過ぎに注意してください。
シフトリンクを元の位置に戻しますが、ギヤシャフトとリンク側に合いマーク(ポッチ)があるので、コレを合わせるだけで正規の位置になります。またロックボルトは細いので締め込み過ぎると折れますから注意してください。キュッと締まればOKです。
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