掲載日:2018年09月10日 バイク動画
動画・写真・文/太田 潤(萬指南処:塾長)
今回はバッテリートラブルを未然に防いだり、充電不足を予知して出先でバイクが動かなくなることを避けるためのチェック方法を紹介する動画です。
セルモーター始動が当たり前の近年のバイクではバッテリー電圧低下は始動不能など大問題に繋がるので、充電系統及びバッテリーの状態チェックをすることは大切なメンテ作業です(押し掛けという方法もありますが、バッテリーが完全放電状態ではFIも作動しないので押し掛けも出来ないバイクが殆どです)。
チェックにはテスターを使用しますが、最近は高性能なデジタル・テスターが安価(2,000円以下)で売られているので、今後の愛車メンテナンスや電装部品増設等のためにも一台用意することをおススメいたします。
また動画の中でバッテリーの初期電圧(12.6~13V位)について言及していますが、ココで示した数値は国産バイクに装備されているバッテリーのことで、一部の外車では14V近くの所期電圧が必要な場合もありますので、外車にお乗りの方は御自分のバイクに必要な電圧をお調べになり把握しておきましょう。
そろそろ外気温が下がり始める季節です。このツーリングライダーの心得では何度も言っていますがタイヤの空気圧チェックを行い、安全で快適なバイクライフを続けてください。
ココで言っているバッテリーの初期電圧は国産車の場合です。外車にはもっと高い電圧が必要なバイクもありますので、外車ユーザーの方ご注意ください。
ココで示す充電電圧も国産車の場合です。外車の場合はもう少し高電圧を示しても異常ではない場合があることを覚えておいてください。国産車の場合、エンジンを始動して電圧を測定しても13.5~15V以下の範囲に収まっていれば問題ありません(バッテリーが満充電状態で無い場合、この範囲内で電圧変動が起こりますがコレも異常ではありません)。
発電機(ステーターコイル)の発電状態をチェックする時は、テスターのセレクターをACの100V以上にします(エンジン回転が上がると60Vを超える発電をします)。バイクは基本交流(DC)なのでウッカリ間違えやすいので注意してください。
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