掲載日:2018年07月23日 バイク動画
動画・写真・文/太田 潤(萬指南処:塾長)
最新のハイパワー大型バイクではフライ・バイ・ワイヤー方式を使う電子スロットル・コントールが主流になっているようですが、比較的排気量が小さなバイクでは、まだまだワイヤーでスロットル・コントロールをしているバイクが沢山存在しますし、人気の旧車達は当然ワイヤーを使っています。
アクセルワイヤーへの注油メンテナンスはそれほど頻繁に行う必要はないと思いますが、少しづつ重くなるアクセルはライダーが自覚し難いこともあるので、定期的に注油を実施することをおススメします。注油後、驚くほどアクセルが軽くなったと感じるようでは、メンテ・タイミングが少し遅いということなのです。
特にアクセルを手で戻す必要があったり、アクセルが固定されしまうような状態の場合は思い切ってワイヤー交換をおススメいたします。
またワイヤーへの注油と同時にワイヤーの遊び(開け側と戻り側)も適正に調整して、素早く適切なアクセルコントールを可能にしておくことは、セーフティー・ライディングにおいても大変重要なポイントです。
注油した油脂(シリコンオイルがおススメ)が確実にスロットルボディ側に出てきたことの確認と付近を汚さないために、ワイヤー出口下には事前にキレイな布や紙を置いておきましょう。
本来はガソリンタンクも取り外し、ワイヤーを直線状にして注油をするのですが、タンクを外さない横着メンテの場合は、ゆっくりと時間をかけてワイヤー内に油脂を浸透させる必要があります。
アクセルグリップをハンドルに戻す前に、ハンドルとアクセル・グリップ・ホルダーの間に柔らかめのグリス(シリコングリスがおススメ)を塗っておくと、動きがスムーズになるので実施しましょう。
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