掲載日:2018年05月21日 バイク動画
動画・写真・文/太田 潤(萬指南処:塾長)
巷で話題の減摩剤「ベルハンマー」を使用する動画の後編です。今回はハブ・ベアリングに塗布する方法の一例を紹介します(一例ですが基本的に他の車両でも大きな差異はありませんので応用は充分可能です)。
先週、最も効果が体感できる箇所は駆動チェーンだとお知らせしましたが、今週紹介するハブ・ベアリングも効果をかなり体感できると思います。
作業は正直少々面倒ですが、労力に見合った効果が得られるし、燃費も向上する可能性が大きいので小排気量車で燃費を追求されているライダーにとっても有効な方法のひとつでしょう。
またこの動画では簡単(いい加減?)なテストも実施しているので、ぜひご覧ください。
尚、ハブ・ベアリングは映像のように片側がシールされているタイプが主流ですが、古い車両の場合はシールが無いタイプのベアリングが使われている事もあります。そんな場合はそのままベルハンマーをグリスに注入すれがOK(出来ればグリスも同時交換しておきたいところです)なので、補足しておきます。
ホイルを車両から外したらダスト・シールを取ります。時々映像でマイナスドライバーの先端が入っている部分にベルハンマーを噴霧している動画を見かけますが、この方法ではベアリング・シールに邪魔をされて、ベアリング自体には全く減摩剤が届かないと思います。ダスト・シールはなるべくキズをつけないように慎重に取り外してください。
ベアリングのシールを外すには、映像のような精密ドライバー(-)を2本用意し作業するとシール破損を最小限にすることが出来るでしょう。通常バイクメンテ用の工具箱内には精密ドライバーは存在しないと思いますが、ぜひ用意されることをおススメします。もちろんこのシールの取り外しも優しく慎重に作業してください。
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